EQが高い人を採用すべき?EQが高い人材の特徴と採用メリットについてご紹介します。

EQが高い人を採用すべき?EQが高い人材の特徴と採用メリットについてご紹介します。

こんにちは。digireka!HR編集部です。採用活動にてEQを重要視する採用担当者の方が多くいらっしゃいます。今回は人材採用活動におけるEQについて徹底解説します。

EQ(感情指数)とは?

EQとは(Emotional Intelligence Quotinent)の略称で、日本語では「こころの知能指数」と訳します。「こころの知能指数」とは、自身が他者とのコミュニケーションを通して他者を理解する共感能力や、自身の気持ちをコントロールする能力のことを指しています。現代では社内での健全な関係構築、コミュニケーションのためにEQを重要視する風潮が強いです。

EQと同様に、よりメジャーに用いられている知能指数の基準として、IQがあります。IQは(Inteligence Quotinent)の略称で、数値が高いほど知能が高く、数値が低いほど知能が低いとされる相対評価での基準です。いわゆる天才と呼ばれるのがIQが高い人、他者とのコミュニケーションを円滑にこなし、健全な関係を構築するすることができる人がEQの高い人です。

EQとIQ(知能指数)との違い

EQとIQの違いとしては、IQは先天的な生まれつきのものとして発現するのに対し、EQは後天的で成長させることが可能であるということがあげられます。コミュニケーション能力の向上や、協調性などは、他者とのコミュニケーションを通して育成されます。ちょっとした心がけで、大幅に上昇させることができるようになります。高IQ値では「学習」が得意になりますが、高EQ値では「対人関係」が得意になります。それぞれに異なるベクトルにおけるメリットがあります。

EQテストでEQを測定できる

EQを測定するために用いられる最もメジャーな手法として、EQのためのテストがあります。テストと言っても、いわゆる学校や資格試験で行われているようなテストではなく、アンケート方式で用いられることが最も多いです。インターネット上で5分程度で受けることができます。実際に受けてみたいという方は、EQ測定 – arealme.comをご参照ください。

EQテストの診断結果と平均点

上記で紹介したEQ測定 – arealme.comはハーバード大学ダニエル・ゴールマンによって作成されたテストです。満点を200点、平均点を100点として得点を算出してくれます。得点が高ければ高い人ほどEQ値が高い人です。正確な測定には自身の正直な気持ちで回答することが必要です。

EQが高い人の特徴

EQが高い人には以下のような共通点があります。・自己認識力が高く、自身で感情のコントロールをすることができる。
・オープンマインドで偏見や偏向がない。
・他者の意見や相談など、聞き上手である。
・セルフモチベーションすることで、しぶとく頑張ることができる。
・失敗したときには素直に謝ることができる。

これらのように、EQが高い人とは他者との健全な関係構築のために、素直で冷静さを保ちながらも思いやりがあり、自身でのモチベーション制御ができる人のことを指します。

EQが低い人の特徴

EQが低い人にもそれぞれ多くの共通点があります。・極端にプライドが高く、素直さがない。
・自己中心的な発言や行動をとってしまう。
・他人のミスへの寛容さがまったくない。
・怒りっぽく、感情的になりやすい。
・人の目を全く気にしない。

これらのように、EQが低い人には自身への圧倒的なプライドにより、素直さや謙虚さが著しく欠いているため、協調性が無い人のことを指します。

EQを採用活動に用いる必要性

EQ人材を企業の採用活動にて用いる必要性としては、EQのような他者とのコミュニケーションを重んじる項目が、他者との共生のために最も必要とされていえる項目の一つであるからです。現代のほとんどの企業は分業です。他者とのコミュニケーションを通して、業務を進行していく必要があるため、他者とのコミュニケーションを疎かにすることは避けられません。

EQテストを採用基準に取り入れるメリット

EQテストを人材採用基準に設けるメリットの一つとして、結果的に企業内生産力が大幅に上昇する可能性があるという事が挙げられます。繰り返しになってしまいますが、企業内での業務は分業であるため、チームワークが必要になります。1人1人の社員が他者との円滑なコミュニケーションと健全な組織化を目指していれば、社内コミュニケーションが活発になり、より多くの意見交換、効果的な報連相が行われます。

また、EQに優れた人材を獲得することが出来れば、入社後にEQ育成のための研修を行う必要がなくなります。研修を行うとなると、外部の講師を呼ぶ必要性や、本来の業務の時間を疎かにしてしまう可能性があり、コスト面・時間面においてかなりの労力を要してしまいます。

EQ不足の人材を採用してしまうと

EQが著しく欠如している人物を採用してしまうと、チーム内での協調性や互いの尊厳を統率することができなくなり、結果的に職場として不健全なコミュニティが出来上がってしまいます。
不健全なコミュニティでは、チームでの生産性が向上しないだけでなく、メンバーの円滑なコミュニケーションが取れないため、社員の業務達成感や満足感が満たされにくく、精神的にマイナスな影響が及ぶことが予想されます。

まとめ

いかがでしょうか。今回は健全な企業維持のために必要なEQについてご紹介しました。本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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