ファブレス経営

「ファブレス経営」とは、メーカーが自社で生産設備を持たず、商品の製造を全て他社に委託する経営方式です。

「ファブレス」の意味

「ファブレス(fabless)」とは、工場(fabrication facilityの略fab)を持たない(less)という意味があります。 つまり、工場を持たないメーカーが自社で企画・開発した商品の製造を他社の生産工場に委託して、自社ブランドとして販売を行う経営方式のことをいいます。

ファブレス経営のメリット

ファブレス経営のメリットとして、主に次の4つが挙げられます。

(1)初期の設備投資などが基本的に不要
(2)生産に伴う経営コストの削減が可能
(3)浮いた経営資源を自社が持っている強みに注力できる
(4)資金が固定化してないため市場の変化に柔軟に対応できる

ファブレス経営のデメリット

反対に、ファブレス経営のデメリットとして、主に次の4つが挙げられます。

(1)経営コストが抑えられる反面で外注コストがかかる
(2)外部に製造を委託するため、安定した品質管理がしづらい
(3)外部に製造を委託するため、製造ノウハウの蓄積や改善点の把握ができない
(4)情報漏えいのリスクがある

ファブレス経営を取り入れている企業

実際にファブレス経営を取り入れている企業として、 キーエンス、アップル、伊藤園 などが挙げられます。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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