【保存】外国人採用の基本ガイド|メリットや注意点、手続を解説

外国人採用のメリットとは? 課題点や手続きに関して解説します。

働き手不足が顕在化してきた現代において、外国人労働者の力は必要不可欠になっています。また海外進出を考えている企業にとっても成長に大きく寄与する可能性があるでしょう。

しかし、

・外国人採用をすべきなのか
・どういうメリットやデメリットがあるのか
・必要な手続きって?

など、わからないことが多くお困りのご担当者様も多くいらっしゃるのではないかと思います。

そこで、外国人採用におけるメリット・デメリットから手続きについて解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください!

監修者情報

監修者用
プロジェクトHRソリューションズ代表取締役
関川 懸介
アドテクノロジーベンダー、リクルートグループを経て、2016年4月プロジェクトHRソリューションズを創業。採用企画・採用広報・ダイレクトリクルーティング・組織開発・人事評価制度策定などを通じて、大手からスタートアップまで幅広く累計300社以上を支援。詳しいプロフィールはこちら

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外国人採用のニーズが高まった背景とは

グラフから読み取れるように日本では、少子高齢化が進行しており生産年齢人口(15~64歳)は1995年をピークに減少しています。

2021年から2050年までには29.2%減少し、5,275万人になると予測されており、この生産年齢人口の減少により労働力不足や国内需要の低下など、様々な社会的・経済的な課題が深刻化する可能性が懸念されていることは安易に想像できるでしょう。

そして2020年4月の法改正により特定技能を持った外国人技能実習生が認められたことにより外国人労働者の数は増え、今までは法律で外国人が就労する業務に制限がかかっていました。

しかし法改正のおかげで就労できる分野が広がり、外国人を雇用したいという企業は増えてきているのです。

参照元:総務省「生産年齢人口の減少」 

生産性人口減少だけじゃない?積極的に外国人採用を進める3つの理由

働き手不足が要因で外国人採用を積極的に行う企業ももちろんございますが、別の理由でも外国人採用が推進されていることをご存じでしょうか?

主な理由を3つご紹介いたします。

グローバル競争力の向上

外国人の採用は、企業にとってグローバル競争力を向上させる手段となります。

異なる文化や言語を理解し、国際市場において成功するための戦略的な洞察を持つ従業員がいることは、企業の拡大と国際的な展開において非常に重要です。

多様性の促進と創造性の向上

外国人の採用により、組織内で多様な文化的背景や経験を持つ人材が働くことになります。

多様性は創造性やイノベーションを促進し、異なる視点からのアプローチによって問題解決やプロジェクトの発展が助長されます。

専門的なスキルや専門知識の取得

特定の国や地域の外国人採用により、組織はその地域における専門的なスキルや専門知識を取得できます。これにより、企業は特定の市場での競争優位性を構築し、地域におけるニーズやトレンドに適応する能力を高めることができます。

外国人従業員がもたらす異なるバックグラウンドは、企業の人材プールを豊かにし、ビジネスの成長に寄与します。

外国人採用のメリット・デメリット

実際に外国人採用をするのであればきちんとメリット・デメリットを理解しておきたいものです。ここではメリットとデメリットを4つずつ解説いたします。

4つのメリット

①若くて優秀な人材の採用

日本に来る外国人は、高校卒業くらいの年で渡航してくることが多く、家族に稼ぎを送金するために働く人が多いです。日本語を学び、日本に渡航までしてくるような外国人はやる気があり、優秀である人材が多くいます。

労働意欲が高く、優秀な外国人労働者は、社内に良い影響を与えます。国籍の違う社員がいるというだけで、職場の雰囲気を変える機会にもなるでしょう。

②労働力の確保

少子高齢化の影響もあり、国内の労働者人口は減り続けています。外国人労働者の採用は企業が抱える労働者不足の問題を解決することにつながるでしょう。

③海外進出の鍵になる

海外進出の際に、対象の国の出身者が社員にいることで、言語的なサポートだけでなく、マーケティングの力にもなります。現地の文化を知っていることで、どのような広告を打つのが良いのか、どのような商品が売れそうなのかという予測を立てることができます。

④企業イメージの向上

国籍や性別にかかわらず多様性のある人材を雇用することで、ダイバーシティを推進させ、企業イメージの向上を目指すことができます。

4つのデメリット

①言語の壁

外国人採用に際して、言語の違いがコミュニケーションにおいてハードルとなることがあります。ビジネスで使用される言語が異なる場合、意思疎通が難しくなり、業務やプロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。

また、コミュニケーションの不足が職場環境においてモラルや効率に悪影響を与えることがあります。

②文化の違い

異なる文化を持つ従業員を採用することで、異なる価値観や働き方の違いが生じる可能性があります。これにより、意図せず文化的な誤解や衝突が生じることがあります。

異なる文化を持つ人材がチームで協力して仕事を進めるためには、適切な対応や理解が求められます。

③採用スキルや工数が必要

外国人を採用する際は必要書類が増え、採用の工数がかかることが多いです。また、採用担当者は少なくとも英語のスキルが必要になると考えられます。また、どのような媒体で求人募集をすれば、外国人求人者にコネクトできるのか分からないという方も多いと思います。

③法的・ビザの制約

外国人従業員の雇用には法的な規制やビザの制約が関与します。ビザの取得や更新の手続きが煩雑で時間がかかることがあり、これが業務の円滑な進行を妨げる可能性があります。
また、雇用条件や法令遵守においても、外国人労働者に関する特有のルールや手続きを遵守する必要があります。

これらのデメリットは、適切な採用プロセスやサポート体制の構築、コミュニケーション強化、法的事項の遵守などを通じて最小限に抑えることができます。

克服することで多様性を取り入れ、新たな視点やアイデアを組織に導入することができるでしょう。

外国人採用の手続き

在留資格の確認

採用する外国人が国内にいる場合は、在留資格の確認を行う必要があります。外国人が日本に就労などの目的で長期滞在する場合は在留資格が必要になります。

在留資格がない場合は、働けないどころか、本国へ送還されてしまうため、ここはキチンと確認しなければなりません。在留資格はその資格ごとに就労できる業務が異なっており、ジャンル分けは厚生労働省の「我が国で就労する外国人のカテゴリー」で確認する事ができます。

もし、採用予定者の在留資格が業務内容と異なる場合は、在留資格を変更する手続きを行う必要があります。採用予定者と企業が互いに確認しておくべきであり、場合によっては入国管理局に問い合わせをする必要があるかもしれません。

そのあたりの法的手続きに自信がない場合は、ノウハウを持つ人材紹介会社に頼ってみるのも良いでしょう。また、外国人を採用するにあたって、どのような在留資格・ビザが必要なのか、こちらの記事を参考にしてみてください。外国人のビザの専門家が監修している記事です。

雇用契約

雇用契約書や労働通知書を従業員に書面で配布することは労働基準法で義務となっており、労働条件についてよく話し合った後に労働契約を結びます。

離職時にも届け出が必要となるため、企業は責任をもって契約を結ぶ必要があります。

外国人採用の際の4つのポイント

十分な待遇を提供する

一定のスキルを持つ外国人には高い給与を提示するのが好ましいです。

優秀な人材はフットワークも軽く、より高い給与を提示する別会社に行ってしまいます。また、企業の間では外国人は日本人よりも安く雇えるというような考え方が定着しており、技能実習生への不適切な待遇は社会問題になっています。

そんな中で外国人労働者に対して、十分な待遇を提示していることは、企業イメージの向上にもつながります。

求人に求める語学レベルを明記する

外国人求職者が働く際に、まず気にするのが仕事に必要な日本語能力です。

そこで、求人にはしっかりと仕事にどの程度日本語が必要なのかを記載する必要があります。あまり高い能力を要求すると敬遠されてしまうだろうという思考から、低く見積もって求人に書きたくなるかもしれませんが、早期離職率が高まるため、好ましくないです。

求人には、「接客業務でお客様との会話が発生します」「メール・電話対応が発生します」などと具体的に書いたりすると良いでしょう。また、日本語能力試験のレベルで記載をするのも分かりやすくて良いでしょう。

多言語対応

社内で英語が伝わるということは外国人にとって非常にプラスの条件です。仕事をこなす環境としてグローバル展開を目指すならば、社内の公用語を英語にするとおいうことは非常に有効です。

また、公用語の転換が無理でも、社員全体の語学力を高めるために、語学資格取得者にボーナスを出すような仕組みを作ると良いでしょう。

システムによる手続きの簡略化

必要書類の準備やデータの管理に対して、システム利用によって簡素化することが可能です。特に現場が使いやすい外国人材管理ツールNO.1を過去獲得している「dekisugi」であれば外国人採用に関する課題を解決することができます。

導入している企業や団体の声としても、実際に業務効率が3倍になり10日ほどかかっていたものが3日になったという声もあります。

外国人採用や外国人管理における書類作成、データ管理、スケジュール管理で既に困っている方や、将来に対して不安を抱えている方は一度「dekisugi」を参考にしてみましょう。
外国人技能実習生の管理はこちら
特定技能外国人の管理はこちら

また、業界に関する情報をいち早くキャッチすることも重要にはなるので、下記サイトなどを参考に情報取得にも注意しましょう。
外国人材雇用に関する情報取得はこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は外国人採用について、そのメリットと手続きの方法、採用のためのポイントについて解説させていただきました。労働人口が減少していく中で、若くやる気のある外国人の労働力は非常に魅力的です。会社に新しい風を吹き込むという点でも、外国人採用を検討してみてはいかがでしょうか。

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