こんにちは。digireka!HR編集部です。国内でIT人材が不足しており、エンジニアの人材確保に悩む企業も多いのではないでしょうか。そうした中、人材不足を補うべく「フリーランスエンジニア」が注目されています。
そこで今回は、フリーランスエンジニア向けのエージェントと求人・案件サイトをそれぞれご紹介します。フリーランスエンジニアの概要や活用メリットなども併せてご紹介しているので、是非ご参考ください!
人手不足が深刻化するエンジニア

経済産業省が2016年に公表した調査によると、SEをはじめとしたIT人材の不足数は17万人にのぼります。
人手不足の主な原因は、少子高齢化に伴う日本の労働力人口の減少と企業のIT需要の拡大です。労働人口が減少する一方で、多くの企業がWeb業界やIT業界の拡大とともにIT案件を増加させているため、エンジニア不足が深刻化しています。
今後IT人材不足はさらに加速すると予想されており、2030年には最大で79万人にまで上ると予測されています。
参照:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(平成28年6月10日)」
フリーランスエンジニア(ITフリーランス)とは?

こうしたエンジニア不足を補うために注目されているのが、ITフリーランスとも呼ばれる「フリーランスエンジニア」です。フリーランスエンジニアとは、企業に属さずに契約単位で仕事をこなすエンジニアです。フリーランスは会社員とは異なるため労働基準法が適用されず、企業と案件ごとに契約を結んで成果を納品しています。
企業がフリーランスと結ぶ契約は、基本的に業務を依頼する「業務委託契約」です。業務委託契約には大きく分けて2つの契約形態があります。1つ目の(準)委任契約は、事前に決められた作業内容を遂行することが求められる契約形態です。2つ目の請負契約は、成果物を完成させて初めて報酬が支払われる契約形態です。
契約内容 | 作業内容例 | |
(準)委任契約 | あらかじめ定められた作業内容の遂行 | 要件定義や設定、実装などの業務遂行 |
請負契約 | 成果物の完成 | Webサイトやロゴデザインなどの成果物を完成させて納品 |
フリーランスエンジニアを活用するメリット

企業がフリーランスエンジニアに業務を依頼する理由として、以下のようなメリットがあります。
正社員の採用コストを抑えながらエンジニア不足を補うことができる
エンジニアを正社員として採用したい企業は多いです。しかし、エンジニアは人材不足で競争が激化しており、膨大な採用コストをかけて募集をかけても採用がうまくいかないケースが多いです。そこで、正社員の採用コストを抑えながら社内のエンジニア不足を補う手段として、フリーランスエンジニアが活用されています。
高い技術力を得ることができる
スキルを売りにするフリーランスの性質上、ある程度経験を積んでから独立するというのが全体的な傾向としてあります。そのため、企業も高い技術力を求めてフリーランスエンジニアと契約するケースもあります。
フリーランスエンジニアのエージェント7選
フリーランスエンジニアのエージェントを紹介させていただきます。フリーランスエージェントは、フリーランスと企業の間に入り、仕事の受発注を代行してくれるサービスです。サイトごとの特徴、費用等を詳しくご紹介します。
レバテックフリーランス

関連記事:【企業向け】レバテックとは?エンジニア採用における特徴や費用を徹底解説!
レバテック株式会社が運営する「レバテックフリーランス」は、ITエンジニア・クリエイターを対象としたフリーランス・転職支援サービスです。
・登録者は経験豊富な20代後半~40歳が中心。
・課題解決や実装などの業務を遂行する準委任契約がメイン。
・一般的なクラウドソーシングとは異なり、コンサルタントが要件ヒアリングからマッチング、参画後の人材の管理まで仲介サポート。
・利用企業は3,000社以上。
・参画後は月毎の支払いで、詳しくはお問合せにて。
クラウドテック

株式会社クラウドワークスが運営する「クラウドテック」は、フリーランスのエンジニア・デザイナーなどを提案する業界最大級のエージェントマッチングサービスです。
・70%以上がリモートワーク案件。
・契約・面談を含めて最短3日で人材アサインが可能。
・成果報酬型で、詳しくはお問合せにて。
フォスターフリーランス

株式会社フォスターネットが運営する「フォスターフリーランス(旧スキルサーフィン)」は、フリーランスのITエンジニア専門のエージェントです。
・エンド直請け案件が多い。
・経験豊富な専門コーディネーターが人材提案するためサポートが手厚い。
PE-BANK

株式会社PE-BANKが運営する「PE-BANK」は、IT個人事業主の協同組合として設立されたフリーランスエンジニア専門エージェントです。
・全国に拠点があるので地方でも案件発注可能。
・契約形態は、PE-BANKとプロ契約を結んでいるフリーランスエンジニアが共同で仕事を請負う「共同受注方式」。
・取引企業数は約1,000社。
geechs job

ギークス株式会社が運営する「geechs job」は企業とフリーランスエンジニアを繋ぐマッチングサービスです。
・業務委託(準委任)契約で、週5日の常駐型作業を多数取扱中。
・1名のエンジニアに対し3名体制でサポートするなどエンジニアへの支援が手厚い。
・登録者の約7割の方が5年以上の実務経験あり。
・依頼から成約まで最短2営業日。
・詳しくはお問合せにて。
ITプロパートナーズ

株式会社ITプロパートナーズが運営する「ITプロパートナーズ」は、IT起業家・フリーランスに特化したエージェントマッチングサービスです。
・ニーズに合った優秀なエンジニアを60分以内で紹介。
・週 2、3 日の案件数がフリーランスエージェントのでも随一。
・利用企業数2,000社以上。
・週3の場合35万〜75万円/月で別途成果報酬がかかる。
Midworks

株式会社 Branding Engineerが運営する「Midworks」は、IT系のフリーランスエンジニア、デザイナー専門のエージェントサービスです。
・フリーランスの中でも評判が高い。
フリーランスエンジニアの求人・案件サイト5選
フリーランスエンジニアの案件を掲載する求人メディアをご紹介します。第三者を仲介しないため、手軽に直接契約が可能です。詳しい料金体系などは各サイトのお問い合わせよりご確認ください。
フリエン

・毎月約150名のITエンジニアが応募。
・幅広いスキルを持ったITエンジニアが多数在籍。
・専任コンサルタントが希望案件・求人紹介のカウンセリングを実施。
・案件掲載は無料
エンジニアルーム

・首都圏の案件に特化している。
・案件数は月間 5,000件以上。
・登録者のリピート率は84%。
TechStock

・経験豊富なコーディネーターが人材を紹介。
・大手企業案件を中心に浅い商流の案件を保有しており、直請け案件が93%以上。
フリーランスタート

・案件だけでなくフリーランスエージェントも検索可能。
Modis Freelance

・世界売上高第一位の人材会社のアデコグループが運営。
・複数エージェントの案件を横断して検索可能。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、フリーランスエンジニア特化型のエージェントや求人・案件サイトをご紹介いたしました。
エンジニア採用に取り組む企業は、契約形態ではなく、自社のニーズや課題、文化にあわせて人材を確保することが重要になるでしょう。そこでフリーランスエンジニアの登用を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
【関連記事】
エンジニア採用に強い採用代行業者の見極め方とは?
エンジニア採用におすすめの転職サイト14選を徹底比較!
エンジニア採用に強い「転職ドラフト」とは?料金、特徴についてまとめました!
エンジニア採用におすすめの本9冊をご紹介します!
エンジニア不足の現状と対策方法についてまとめました。
エンジニアを採用する方法について、徹底解説します【2021年最新版】
エンジニア採用にお悩みのご担当者様へ

「普通の運用代行」ではない、
プロフェッショナルリクルーターによるRPOサービスです。
①月額20万円~からご予算と課題に応じてカスタマイズ型でサービス提供が可能。支援後は追加費用の発生一切なし。
②累計50社取引クライアント様の契約継続率は驚異の90%超。
③あらゆる採用媒体活用実績を活かしたプランニング、実行により、採用目標達成率は87%超。
④上流工程の企画から、下流工程の実業務まで一気通貫で支援。もちろん採用広報もベーシックプランから提供可能です。
⑤独自の業界リサーチで、業界専門用語や市場におけるクライアントのポジションについて、徹底的にインプットを行います。
⑥エンジニア・データサイエンティスト・デジタルマーケター等、専門職種についてはテクノロジー領域専門のコンサルタントが担当します。
▼サービスに関するお問い合わせはこちらから