アルバイトの面接ドタキャンを防ぐ方法とは?具体的な対策をご紹介します。

アルバイトの面接ドタキャンを防ぐ方法とは?具体的な対策をご紹介します。

こんにちは。digireka!HR編集部です。日本の人手不足は加速しており、アルバイトを採用する会社は増えています。特に飲食業界などは正社員だけではシフトを回すことができず、パートやアルバイトが必要とされています。実際にアルバイト系媒体の求人掲載件数は900,000件に及んでおり、アルバイト需要の高さが窺えます。

そこで求人広告を掲載し、面接の日程調整までしたのに応募者が当日来なかった、という経験は採用担当者であれば誰しもがあると思います。お金と時間をかけたにも関わらず全て無駄になってしまった、そうならないための面接ドタキャン対策をご紹介いたします。

ドタキャンが起こる背景

エン・ジャパン株式会社のリサーチでは、面接前の辞退(ドタキャン)を経験したことがある企業は92%に上り、ほとんどの企業が悩まされている現状です。特にアルバイト採用になると、ドタキャンは尚更起こりやすくなります。

アルバイトの主な目的は、学生や主婦・主夫が本業のスキマ時間で収入を得ることです。正社員と違い、アルバイトは生活の軸でないうえ、代替求人が多く一つの会社の志望度が低い傾向にあります。また学生は社会経験が少なく、会社とのビジネス的なやり取りに不慣れなことが多いでしょう。これらが無断ドタキャンが生じる背景といえます。

ドタキャンをしてしまう理由

実際にアルバイト面接に行かなかった応募者のキャンセル理由は、以下の3つに分類されます。

応募者の都合

・面接前に他のアルバイトに採用された
・面接に行くのが面倒になった
・勤務条件の不一致

他に、必要書類の準備・面接先への行き方の検索に手間を感じたという意見もあります。主に応募後の気分の変化が大きな要因です。面接の前段階で、応募者の意思や条件をしっかりと確認することが重要になります。

採用側の対応

・応募後の担当者の対応が悪かった
・面接の連絡が遅かった

働く気があったにもかかわらず、その会社の「人」の印象が悪かったために面接に行かなかったということです。応募者はアルバイトを決める条件として雰囲気の良さも考慮するため、採用者の対応に問題があれば早急に改善しなければなりません。

会社・お店のイメージ、ネット上での評判

・家族や友人に反対された
・インターネットでの評判や口コミが悪かった

第三者的な理由によるドタキャンです。業種や立地に根付いているイメージ(○○は忙しい、△△は客層が悪いなど)や周囲からの反対、ネット上のネガティブな口コミによってモチベーションが低下するケースも少なくありません。先入観の払拭が課題として考えられます。

面接前にするべき対策

ドタキャンを避けるためには、応募から面接当日までのアプローチの仕方が重要となります。具体的には以下の3点が挙げられます。

素早い対応

アルバイトの応募者は今すぐに勤務開始したいと考える場合が多いため、応募から採用までのスピード感が重要になります。連絡が来ない間に心変わりし、他の求人に応募したり働く気がなくなる、といったことがあれば面接のドタキャンが発生しやすくなります。

応募を確認したら後回しにすることなく、すぐに日程調整の提案をしてください。遅くとも応募の翌日までに電話かメールを入れるのが理想です。

丁寧な対応

採用を担当していると、何件もの応募を処理していく中で対応が素っ気なくなってしまうこともあるでしょう。しかし些細な言動や文面の冷たさから不安を抱かせ、会社のイメージを下げる事態になりかねません。相手が社会人であれ学生であれ、丁寧で誠実な態度を示し、職場に好意的な印象を持ってもらうことが大切です。

応募者の手間を省く

いざ面接が決まったとしても、履歴書の準備、面接場所の確認、到着後どうすればいいか、など応募者には懸念事項が多くあります。これらの手間が「面倒」という感情を引き起こすと考えられます。面接までの煩雑なプロセスを省略することでドタキャンの確率を減らすことができるでしょう。具体的には以下のような例があります。

・履歴書を不要にする
・面接先の最寄り駅や道順など、メールに詳細な情報を記載する
・到着後に応募者がするべき行動の手順を明記する

特に初めてアルバイトに応募する学生は不安なこと・分からないことが多いはずです。そういった人たちの不安を取り除くフォローは入念にしなければなりません。

応募者個人に寄り添う

応募者に連絡をとる際は形式的なビジネスメール・電話が一般的ですが、求職者は複数の会社に応募しており、同じような文言での連絡を受けています。その中で、カジュアルな返信の会社があれば印象に残るでしょう。過去の経歴や趣味に触れるなど、職場のフレンドリーさをアピールすることが好印象につながることもあります。

面接のドタキャンを減らすだけでなく、他社との差別化にも有効です。

求人掲載時にするべき対策

応募した時にはやる気があったけど、後でじっくり考えたら違うかも…となってしまっては面接に来てもらえません。上記の面接前の注意点4つを意識しているにもかかわらずドタキャンが絶えないのであれば、求人広告の改善を検討するべきです。

求人内容を工夫する

仕事内容や勤務条件を明記したり、職場の雰囲気や身につくスキルをアピールすることで自社で働くメリットを提示するなど、ギャップを感じさせない求人作りが重要です。また、シフトを強要しない、融通が利くという点を前面に出すと、応募者の条件面での懸念を解消できるのではないかと思います。

インターネット上の口コミ対応

Google Mapをはじめとして飲食店であれば食べログ、ホテルであれば楽天トラベルなど、店舗の評判が掲載されているサイトの口コミは職場のイメージに直結します。クレームが多く並んでいれば不安が先立って面接に行くか悩んでしまうかもしれません。ついてしまったクレームを消すことはできませんが、店からのお詫びの返信を添えるなどイメージアップに勤めましょう。

まとめ

今回はアルバイトの面接ドタキャンについて解説いたしました。人手不足な中でのドタキャンは採用活動をする会社にとって大きな障害となります。スムーズにアルバイトを採用できるように求人広告や面接前のコンタクトを見直し、会社の人材確保の基盤を固めましょう!

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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