モラールサーベイとは?導入のメリット・デメリットから注意点まで解説します!

モラールサーベイとは?導入のメリット・デメリットから注意点まで解説します!

こんにちは。digireka!HR編集部です。モラールサーベイという言葉はご存知でしょうか。モラールサーベイは、組織課題の解決」や「従業員の不満解消」に効果的な手段です。

今回はモラールサーベイ実施のメリット・デメリット注意点から実施方法まで解説します!

モラールサーベイとは?

モラールサーベイとは、一言で言うと「従業員意識調査」のことを指します。モラールという言葉には士気・風紀などの意味があり、別名「士気調査」や「社員満足度調査」ともいいます。

モラールサーベイを実施する理由としては、従業員が抱えている問題意識や不満などを経営者が把握し、その調査結果をもとに組織の問題を改善しようとする目的があります。

従業員数が多く、経営者が従業員の意見を把握しきれないといった場合に施行されることが多いため、主に大企業で導入される傾向にあります。

モラールとモチベーションの違い

モラールとモチベーションの違いを簡潔に言うと、モラールは「組織全体の士気」のことで、モチベーションは「外部からの刺激による動機付」を表します。

これらは範囲にも違いがあり、モラールは組織としての意識に関する概念、モチベーションは個々人での意識に関する概念を持ちます。

モラールサーベイの導入メリット

モラールサーベイの導入におけるメリットは主に3つあります。

メリット・組織の課題・問題点の改善
・組織全体の生産性向上
・離職率の低下

組織の課題・問題点の改善

モラールサーベイは科学的根拠に基づいた調査方法です。組織の課題や問題点の把握に優れており、組織の体制改善に必要な本質的問題を見つけ出すことができます。

そのため、モラールサーベイを実施することで、企業問題の把握解決すべき経営課題が明確になるメリットがあります。

組織全体の生産性向上

経営者は従業員との距離が離れているため、直接的に現場の空気感や士気を感じ取ることが難しいです。しかし、モラールサーベイによる間接的な意識調査を行うことで、従業員の本音や不満を把握することができます。

意識調査の情報をもとに職場環境を改善することで、従業員による信頼度の向上や、やる気の向上へ繋がります。結果として、モラールサーベイ実施により組織風土の向上組織全体の生産性向上が期待できます。

離職率の低下

モラールサーベイを実施することで、離職率の低下・定着率の向上が期待できます。従業員が普段では外に吐き出すことのできない不満も、モラールサーベイ実施で会社側に訴える良い機会になるでしょう。

経営者が把握しきれていなかった従業員の本音を知ることで、離職の原因となる問題に直接アプローチして改善することができます。

モラールサーベイ実施の注意点

匿名性を守る

モラールサーベイを行うにあたって匿名性を守ることは重要です。匿名性が守られていないと従業員からの信頼度は低下し、今後、意識調査で本音を知ることができなくなるでしょう。

そのため、専門のツールを活用するなど、個人の特定を防ぐための徹底した対策が必要になります。

目的を明確にする

モラールサーベイを実施する際には、実施目的を従業員に共有する必要があります。モラールサーベイの場合、これらの調査が従業員にとって重要な事柄で、メリットにもなり得ることを明確に伝えなければいけません。そうでないと、質問数が多いために適当に回答されたり、詳細に本音を聞き出せない場合があります。

そのため、モラールサーベイを実施する際は従業員に対して、「なぜこの調査を行うのか」や「どのような目的があるのか」など、目的の明確化をし、従業員に伝えることが重要です。

モラールサーベイの実施方法

①実施体制を整える

モラールサーベイを実施する際は、外部受託をするのか、自社でやるのかを考えます。その際にかかる費用は各々どれくらいなのか、なども考慮に入れて判断します。

自社で実施する場合は自社が抱えている問題を把握し、その問題に適した実施時期や調査内容、調査方法を考えて実施体制を整えておく必要があります。

②事前に従業員に伝えておく

モラールサーベイを実施するにあたって、事前に従業員に対するメリットを伝えておかないと、適当に回答されたり、本音で答えてくれない場合があります。

そのため、モラールサーベイを行う際には事前に行う目的や、理由など詳しく伝えることが重要です。また、匿名で行うことも明確に伝えておかないと、従業員が本音で答えてくれない場合があるため、匿名で実施することも事前に伝えておきましょう。

③調査結果の分析をする

モラールサーベイの実施後は、どの分野で従業員が不満を持っているのか、などの問題点を掘り下げておきます。

また、選択項目だけでなく、フリースペースの記入欄も参考にすることでより具体的な改善点を見出すことができ、改善策の立案に大いに役立ちます。

④調査結果を従業員にフィードバックする

モラールサーベイの実施後は、従業員へ即座にフィードバックをしましょう。改善内容の共有により、従業員が会社の現状を把握できるため、当事者意識を持つことができます。

また、問題意識の改善などによる従業員の意欲向上や、今後自分たちが何をすれば良いのかなどを把握できるようになるためフィードバックは必ず行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はモラールサーベイのメリット・デメリット、注意点から実施方法まで解説しました。

モラールサーベイは組織全体の生産性向上や職場環境の改善など組織変革を行う上で効果的な手段です。従業員が持つ問題意識改善のために積極的に導入してみてはいかがでしょうか?

本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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