【例文解説】 スカウトメール書き方ガイド 効果を上げるコツを紹介!

【例文解説】 スカウトメール書き方ガイド 効果を上げるコツを紹介!

狙った人材に直接アプローチができる「スカウトメール(ダイレクトリクルーティング)」を活用する企業が増えている中で、

  • スカウトメールをたくさん送っているのに開封されていない
  • 開封はされるのに返信獲得になかなか繋がっていない

など、スカウトから選考に繋げることに苦戦しているご担当者様も多いのではないでしょうか。

求人広告を出して応募を待つ「守り」の採用ではなく、企業側から気になる求職者に対してアプローチする「攻め」の採用手法を

  • スカウトメールの種類
  • 開封率/返信率を上げるためのポイント
  • スカウトメールの良い例文/悪い例文

などを交えつつ具体的に解説します。

監修者情報

監修者用
株式会社uloqo
関川 懸介
アドテクノロジーベンダー、リクルートグループを経て、2016年4月株式会社uloqoを創業。採用企画・採用広報・ダイレクトリクルーティング・組織開発・人事評価制度策定などを通じて、大手からスタートアップまで幅広く累計300社以上を支援。詳しいプロフィールはこちら

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スカウトメールとは

スカウトメールは、求職者の応募を待つのではなく、企業が積極的に優秀な人材を確保するために、潜在的な候補者に直接アプローチする手段です。この手法の目的は、求職者の関心を引き、企業や募集職種の詳細な情報を提供することで、応募を促進することです。

企業がターゲットとする人材に対して直接的に情報を届けることで、効果的に採用活動を進めることができます。また、スカウトメールは、求職者にとっても自身のスキルや経験が活かせる職場を発見する機会となり、企業と求職者の間でより良いマッチングを実現します。

ダイレクトリクルーティングとの違い

ダイレクトリクルーティングは、企業が候補者に直接スカウトメールを送ることで、求める人材にアプローチする効果的な採用手法です。

ダイレクトリクルーティングについては下記の記事をご覧ください!
■ダイレクトリクルーティングとは?最新サービス比較や費用相場も紹介

以下の表でスカウトメールとダイレクトリクルーティングの違いについてまとめました。

スカウトメールダイレクトリクルーティング
目的求職者に自社の求人情報を伝え、興味を引き応募を促す。求職者に直接アプローチして、応募を促進し、採用を目指す。
対象者特定の職歴やスキルを持つ求職者に対して送信。特定の求職者に対してターゲットを絞り、積極的にアプローチ。
規模比較的小規模、個別的なアプローチが多い。より積極的かつ広範囲にわたるアプローチを行う。
頻度1回のアプローチで完結することが多い。定期的に接触し、関係構築を目指す。
使用されるツールメール、SNS(LinkedIn)など。メール、SNS、採用プラットフォームなど、複数のツールを駆使。

ダイレクトリクルーティングが注目されている背景

コロナ前の採用市場では、売り手市場が続いていたため、求人情報を掲載して求職者からの応募を待つよりも、企業側が積極的に狙った人材にアプローチできるスカウトメールが注目されていました。

しかし、コロナ禍により有効求人倍率が徐々に下落し、採用市場は企業優位の買い手市場へと変化しました。この変化により、多くの応募者が一斉に応募する状況が生まれ、本当に欲しい人材が埋もれてしまうリスクが増加しました。そのため、企業がターゲットとする人材に直接アプローチできるスカウトメールを活用する企業が増加しています。

スカウトメールは、求める人材に対して直接的にアプローチすることで、効率的な採用活動を実現し、優秀な人材の確保に繋がります。

スカウトメールの代表例3つを紹介

一口にスカウトメールといっても、スカウトメールの種類によって本文内容や役割が全く異なります。
スカウトメールは大きくわけて3つございます。

  • システムで自動配信されるメール
  • 1to1で送るメール
  • 一斉送信されるメール

以降、それぞれのメールについて詳しくご説明いたします。

システムで自動配信されるメール

スカウトメールサービスに採用企業が登録した細かい条件や、指定したキーワードなどに合致した人をシステムが判別し、求職者に自動的にアプローチしてくれる方法です。自動でメールが送信されてしまうので、ターゲットを細かく設定する必要があります

まずは応募者数を確保して、その後スキルや経験で候補者を絞りたいときには最適な手法です。

1to1で送るメール

自身でターゲットをピックアップし、一人ひとりにあった内容でアプローチする方法です。手動で求職者を探しスカウトを送るので、求めるスキルや経験を持った人と接点が取れ、選考をスムーズに進めることができるでしょう。

一方で、一人ひとり要件にあっているかを見ていくので工数確保が必要になります。ハイレイヤーや専門職など、採用難易度の高い求人に関しては、1to1でその人にあったスカウトを送りましょう

一斉送信されるメール

自身でターゲットをピックアップし、同じスカウト文を複数人に一斉に送る方法です。1to1でスカウトする場合と違い、同じ内容でスカウトを送るため、工数はかかりませんが、テンプレ感がでてしまい、返信獲得には繋がりにくいです。

大量採用や、ターゲットゾーンが広い場合は、工数を加味して一斉送信を取り入れるのもよいでしょう。

スカウトメールを書く際のポイント5つ

スカウトメールを書く際のポイントは以下5つあります。
スカウトメールを書く際のポイント5つ
それぞれについて詳しく解説します。

パーソナライズを徹底する

候補者のポートフォリオ、ブログなどを確認し、彼らの経歴やスキルに基づいて、メールをパーソナライズします。候補者が「自分のことを理解してくれている」と感じ、メールに興味を持ちやすくなります。

また、候補者の名前や、過去のプロジェクト、スキルに具体的に言及することで、テンプレートではなく、個別に送られていると感じさせることができます。

魅力的な件名を設定する

件名はメールを開封させるための第一歩です。「あなたのスキルがぴったりです!」や「キャリアの次のステップをお考えですか?」など、候補者の関心を引くフレーズを使うと効果的です。

長すぎる件名は逆効果になるため、簡潔でわかりやすい表現を心掛けます。件名が長すぎると、スマートフォンでの表示が切れてしまうこともあるので注意が必要です。

企業の魅力を伝える

自社の強みや独自の文化をアピールします。例えば、フレキシブルな働き方、成長の機会、特別なプロジェクトなど、候補者が魅力を感じるポイントを具体的に伝えることが重要です。

明確な次のステップを提示する

候補者にどうしてほしいのかを明確に伝えます。例えば、「ご興味があれば、カジュアルにお話しする機会を設けませんか?」や「こちらのリンクから詳細を確認していただけます」といった具体的なアクションを提案します。

また、候補者が気軽に返信できるように、「ご興味があれば返信ください」や「どんな質問でもお気軽にどうぞ」といったフレーズを使うと効果的です。

締めくくりで印象を残す

最後に、候補者がこのメールを読んでくれたことに対して感謝の意を伝えます。「お時間をいただきありがとうございます」といったフレーズで締めくくることで、丁寧な印象を与えられます。

また、連絡が取りやすいように、最後に自分の連絡先やカレンダーリンクを添えると良いでしょう。

開封率や返信率を上げるには?

開封率や返信率を上げることは、採用を成功させられるかどうかに大きく関わります。以下で、具体的な開封率と返信率を上げる方法を解説します。

開封率を上げる5つのポイント

スカウトメールを送信しても開封されなければ意味がありません。求職者にスカウトメールを読んでもらうためには、件名にこだわることが重要です。ターゲットを分析し響くメッセージにしたり、大量に送られてくるメールの中から際立つための工夫をすることで、開封率を高めましょう。
ポイントは以下5つあります。

  • 件名の文字数は20〜25字
  • 最も伝えたいことは冒頭に配置する
  • 具体的な情報を盛り込む
  • 候補者一人ひとりに向けた件名を作成する
  • 自社だけの魅力を訴求する

それぞれについて詳しく解説します。

件名の文字数は20〜25字

スマートフォンのメールボックスに表示される件名の文字数は20字程度。これに対してパソコンは25文字程度です。
25文字以上になるとどのデバイスでも表示されないため、伝えたい内容は25字以内に抑えましょう。

人は左から右に文字を読みますので、数あるスカウトメールの中からパッと目に留まるような件名にする必要があります。言葉だけでなく【】で囲んで目立たせたり、▰▰など強調させるのも良いでしょう。

最も伝えたいことは冒頭に配置する

候補者の目に真っ先に映るのは冒頭です。 冒頭が刺さらなければ、その後の件名が読まれることはありません。年収や待遇などその求人でもっとも魅力的な部分を冒頭にもってきましょう。
また下記のようなインパクトのある定型文を冒頭に置くと、 候補者の目につき開封されやすくなります。

【○○必見】
【○月○日締め切り】
【想定年収△△万】
【〇〇経験者限定】

具体的な情報を盛り込む

マーケティング手法の4Uの原則の中に「Ultra Specific(超具体性)」という観点があります。具体的な数字や対象を入れるとメルマガは具体的になります。

例えば、「ベンチャー企業で裁量のある…」等と表現しても、そういった類の表現は市場に溢れており目を引きません。「NFT領域で新規事業を始めます。年収1,200万円以上~」といったように、具体的な情報、候補者の興味喚起につながるような表現の方が開封率があがります。

また、採用率など他社との差別化できるポイントを数値で表せる場合は、数値も件名に記載することでスカウトメールの開封率アップにつながります。

候補者一人ひとりに向けた件名を作成する

プロフィールや履歴書をしっかりと読んだ上で、「あなただから入社して欲しい」という気持ちが伝わる件名を作成しましょう。 一目で一斉送信だとわかる件名と候補者のプロフィールを読んでいるからこそ送れる件名。当然開封したくなるのは後者の自分だけに向けられた件名です。

「○○のスキルがある○○さんへ。」のような個人に向けられた件名を作成しましょう。

自社だけの魅力を訴求する

件名にオリジナリティがなければ開封率は下がります。 「残業なし」や「昇給あり」「万全のサポート体制」など当てはまる会社がいくつもあるような件名は避けるべきです。あなたの会社だから訴求できる魅力を記載しましょう。

ただし、人によっては訴求ポイントを書き換えるのも重要です。希望する働き方や、待遇などの記載があれば、なによりも希望を叶えられる求人であることを示してあげることを意識しましょう。

返信率を上げる7つのポイント

スカウトメールは、闇雲に送っても怪しいと思われたり興味を示されずに無視されては意味がありません。ここでは、職種やターゲット問わず重要なスカウトメールの作成ポイントを7つご紹介します。

  • ターゲットを明確にする
  • 文字数などスカウト媒体の特性を知る
  • 冒頭でアテンション(興味・感心)を獲得する
  • 専門職種へのスカウトメールは現場や世間の声を聞き入れる
  • 返信のハードルを下げる
  • スカウトメールは通勤・退勤時間帯に送る
  • パーソナルな部分に注目する

ターゲットを明確にする

スカウトメールを送る相手のペルソナは必ず設定しましょう。年齢、性別、経験職種、転職動機など具体的な人物像を描くことが大切です。

例えば、転職したい人と復職したい人では希望する勤務条件や勤務時間が異なります。また、未経験者と経験者によっても仕事や企業に対して魅力を感じる部分が異なります。

つまり、「誰」にスカウトメールを送るのかによって、訴求するべき内容や伝え方も変わってくるのです。

また可能な限り、受け取る候補者目線になって考えることが重要です。何百件もスカウトを受け取っている候補者にスカウトメールを送る際には、以下の点を考慮するといいでしょう。

  • このタイトルで目が惹かれるのか
  • 自分が送られてきたらどう思うだろう
  • ありがちな表現になっていないか

あまり何も考えずに、「突然のご連絡失礼いたします。」と冒頭に記載すること自体が、テンプレ感を高めてしまいます。

文字数などスカウト媒体の特性を知る

スカウトメールサービスごとに得意な業種やレイヤーがございます。各求人にあわせてスカウトメールサービスを使い分けることはもちろん、文章量などにも気を付けることが必要です。

例えば、PCではなくモバイルユーザーが多いスカウト媒体ではワンスクロールで見れる量と言われている200文字前後にするなどです。

冒頭でアテンション(興味・感心)を獲得する

メールの開封後は本文に目を通してもらう必要があります。そのため、本文は簡潔でわかりやすくすることが重要です。

「自分の会社を知ってもらいたい」という気持ちは分かりますが、求職者のもとには大量のスカウトメールが届いています。その中で、長々と会社説明や募集背景を書き連ねるだけでは読んでもらえません。冒頭でアテンションを獲得できる構成にするのが良いです。


大前提として受け取る候補者はスカウトメールの全文を全て読むことはないと考えていいでしょう。そのため、冒頭でスカウト配信した理由を具体的に述べることがおすすめです。

専門職種へのスカウトメールは現場や世間の声を聞き入れる

業界・職種によって、求職者の求める情報はまったく同じではございません。

専門性が高く、次の会社でどういうスキルを身に着けられるのかを知りたい人が多い業種や、業界的に年収がなかなか上がり辛いと言われているなど、ただ自社の魅力を伝えるだけではなく、求職者の立場にたってスカウト文を作成することを心がけることが大切です。

返信のハードルを下げる

これは可能であればですが、なるべく返信のハードルを下げてあげることが重要です。スマホでクイックにスカウトを見て興味を持ってくれた候補者がすぐに返信できるように、

”返信だけでも結構です”
”志望動機も不要です”
”カジュアル面談は現場が対応します”
”30分だけでもいいです”
”キャリア相談でもよいので” など

なるべくスカウト返信のハードルを下げ、初回接点を作れるようにしましょう。

スカウトメールは通勤・退勤時間帯に送る

スカウトメールを送る時間帯にも注意すべきです。スカウトメールの送信が朝早すぎたり、夜遅すぎたりすると「ブラック企業」という印象を与えてしまう可能性があります。

そのため、8時〜18時の時間帯に送信するようにしましょう。特に、通勤時間の朝8〜9時や退勤時間の17時〜18時に送信すると返信率がアップするといわれています。

パーソナルな部分に注目する

数あるスカウトメールの中から、他のメールとの違いを見せるなら、レジュメから読み取れるスキルや経験ではなく、そこから読み取れる求職者の特性を記載してあげましょう。

例えば、数十億のプロジェクトをリードしてきた経験がある求職者に対して、”周りを巻き込む力””組織牽引力”、”プレゼン力”や”マネジメント力”に長けているど、この経験をしているからきっとこういう人だよねという部分を読み取り記載することで、オンリーワンのスカウト文を作ることができます。

【職種別】スカウトメールの良い・悪い例文を紹介

次に、スカウトメールの良い例文と悪い例文についてポイントと共に解説します。

【職種別】スカウトメールの良い例文とポイント

ではターゲットの方から返信してもらいやすくなるスカウトメールはどのようなものでしょうか。ここでは、上記ポイントを踏まえたITエンジニア(経験者)向けと営業職(未経験者)向けの良い例文をご紹介します。

ITエンジニア(経験者)向けのスカウトメール

まずは、経験者エンジニア向けのスカウトメールから紹介します。

件名:○○市場で2年後に○○を実現したいと考えています。(フルリモート/AWS/年収○○円~)
本文:■■さんはじめまして!株式会社○○採用担当です。弊社でも○○出身のメンバーが多数活躍しているのと、TypeScript大好きそうだなと思い、興味をもってスカウトをお送りしました!弊社は、○○を運営する○○企業です。
直近では○○市場の中でシェア○○%を誇り、ビジョン「ーーー」に向けて、一丸となって頑張っています。

今回お誘いしたいポジションはシニアクラスのフロントエンドエンジニアです。

◆ポジション概要を述べる

文章は不要ですので、ご興味お持ちになっていただけた場合、返信だけでもいただければ幸いです!
当日は現場のエンジニアが、一切選考要素なく、詳細についてご紹介させていただきます!※30分だけでも大丈夫ですので、お時間いただければ嬉しいです。
それでは、■■様からのお返事を心よりお待ちしております!

ポイント

  • 数字や役職といった具体的な文言を記載した件名
  • 「TypeScriptが大好きそうだなと思い、興味をもってスカウトをお送りしました!」→人間味溢れるテンプレ感のない冒頭文
  • 会社紹介は端的にまとめているため、押し付けがましくない
  • 「文章は不要ですので返信だけでもいただければ幸いです!」や「面談は30分だけでも大丈夫です!」といった返信のハードルを下げる文言の記載

営業職(未経験者)向けのスカウトメール

次に、未経験者営業職向けのスカウトメールから紹介します。

件名:【年棒最大1500万円】新規開拓ナシ・受注確率80%超えの営業募集です。
本文:
■■様はじめまして。株式会社○○の代表の▲▲と申します。■■様のWeb履歴書を拝見させていただきました。営業として活躍したい■■様に、ぜひ当社で活躍していただきたいと思い、ご連絡を差し上げました。弊社は太陽光・蓄電池などの住宅環境設備などの「新エネルギー商材」の魅力をご案内するお仕事です。当社で働く魅力の一部をご紹介させてください。=========================

◎万全の研修体制
独自研修・マニュアルを用いて営業知識·商品知識を身につけれますので、初めての方でも安心してトライできます!また、一人で現場に向かうのではなく、弊社代表や先輩と一緒に一般家庭へ訪問しアポ取り、商談同行、最終的には一人で契約がとれるまでサポートします!

◎高額コミッション制であるため、平均月収は40万円!
弊社は歩合給であるため、成果次第で収入UPを狙えます。営業力を鍛えることで年収2000~3000万円を稼ぐことも可能です。受注確率は高いので、当社の営業の平均月収は40万円です。

=========================

いかがでしょうか。もし、具体的な業務内容・会社の詳細についてお知りになりたい場合は、求人票と弊社ホームページ(公式ブログ)をご覧頂けると幸いです!

<URLのリンクをつける>

未経験だけど営業職に挑戦したい。収入UPをしたい。強みのある商材を扱いたい。
そんな考えをお持ちなら、ぜひ弊社で働いてみませんか?

ポイント

  • 「年棒最大1500万円」「受注確率80%超えの営業募集」といった数字を入れた具体的な件名
  • 送り主は個人名でしっかり記載し、「あなただからスカウトした」という特別感を冒頭でしっかり伝える
  • 長々と会社説明をしない
  • 会社紹介はリンクを挿入することで、それ以上知りたいかどうかを任意で選べるような仕様

専門職向けのスカウトメール

専門職向けのスカウトメールは以下の例を参考にしてください。

件名:エネルギー業界国内トップシェア○○の研究職をお任せ!(年収500万円〜/社員満足度98%)

本文:
■■さん
はじめまして!株式会社○○採用担当です。

大学時代に○○を学んだ○○様にぜひ、弊社の研究職として活躍していただきたく連絡を差し上げた次第です。

弊社は、エネルギー分野の研究開発、生産で国内トップシェアを誇る○○を運営するエネルギーメーカーです。現在、弊社では○○の研究に力を入れているため、○○のご経験がある○○様にはご活躍いただけるかと思います。

・お任せしたい業務内容
○○の分野での研究職です。
◆詳しい業務内容を述べる

・月平均残業時間は○時間の満足度の高い働き方
◆詳しい福利厚生を述べる

ご興味お持ちになっていただけた場合は、返信だけでもいただければ幸いです!

詳細についてご紹介させていただきます!※30分だけでも大丈夫ですので、お時間いただければ嬉しいです。

それでは、○○様からのご連絡をお待ちしております!

ポイント

  • 「大学時代に○○を学んだ」といったプロフィールを読んだからこそ、記載できる文言で「あなただからスカウトした」という特別感を演出
  • 長々と会社説明をしない
  • 「お任せする業務」を記載しているため、候補者が入社後の未来を想像しやすい
  • 「面接は30分!」「返信だけでもいただければ幸いです」という文言で返信のハードルを下げる

再送/リマインドのスカウトメール

最後に、同じ求職者に2回目以降のメールを送る際の例です。

件名:【再送】◯◯様、貴重なご経験をぜひ弊社で活かしませんか?
本文:
◯◯様
お世話になっております。◯◯株式会社の採用担当、◯◯です。度々のご連絡、失礼いたします。
先日、弊社の◯◯ポジションについてご案内させていただきましたが、その後ご検討いただけましたでしょうか?
資金調達の成功により、現在エンタープライズ顧客を中心に案件数が増加し、組織の拡大が順調に進んでおります。これに伴い、セールスチームをさらに強化する必要があり、◯◯様のご経験が非常に貴重であると感じております。
最新の採用関連資料を以下にご用意いたしましたので、ぜひご覧ください。
[採用関連資料リンク] ご転職のご意向がすぐでなくても、少しでもご興味をお持ちいただけると嬉しいです。もしよろしければ、以下の日程調整ツールから面談の日程をご調整いただければと存じます。
[日程調整ツールリンク] また、弊社の雰囲気や文化についての理解を深めていただくため、以下のインタビュー記事もご参照ください。
[インタビュー記事リンク] お忙しいところ恐縮ですが、◯◯様からのご返信を心よりお待ちしております。何か不明点やご質問がございましたら、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

ポイント

  • 「度々のご連絡、失礼いたします」といったフレーズを使い、再度の連絡であることを丁寧に伝える
  • 候補者のスキルや経験に対する企業の高い評価を示し、再度連絡する理由を明確にします。「◯◯様のご経験が非常に貴重であると感じております」と具体的に提示
  • 初回のメール以降に新たに得た情報や資料を提供し、企業の最新状況を伝える
  • 面談の日程調整ツールを提供し、「以下の日程調整ツールから面談の日程をご調整いただければと存じます」と案内

スカウトメールの悪い例文とNGポイント

次に、先のポイントを抑えていない悪いスカウトメールの例文を紹介します。

件名:システムエンジニア募集中!グループ全体のSAPシステム導入の一大プロジェクト
本文:
はじめまして。株式会社○○採用担当です。弊社は、大手■■グループの子会社のIT企業です。従業員は約20名程度と小さな会社ですが、若い社員が多くアットホームな雰囲気です。グループ全体の会計システムを入れ替え、SAPシステムを導入することとなり、そのプロジェクトメンバーを正社員として募集します。グループn社以上の会計システムをERPパッケージソフト(SAP)に移行する一大プロジェクトです。システム全体の更新は、約15年ぶりとなり、今後関わることのできない規模の貴重な経験となります。
当社では、現在2名の先輩社員がいますが、2名とも前職は全く別の業界なので未経験でもチャレンジできます!もし、興味を持たれた方は下記のURLより、求人原稿をご覧ください!
お会いできることを楽しみにしています!求人原稿 ▶ 【システムエンジニア】グループ全体のSAPシステム導入の一大プロジェクト

明らかに一斉配信されたと分かるような件名と本文です。全体的に手抜き感が出てしまっています。また、訴求したい魅力が不透明であるため、転職するメリットが伝わらず、働くイメージを掴めません。さらに、冒頭から会社情報や募集内容を長々と書いているため、応募者が最後まで読もうとは思えない内容になってしまっています。

ターゲットの存在が抜け落ちてしまっている」というのが悪いスカウトメールの特徴です。メッセージの先には必ず相手がいることを忘れず、しっかりと相手を意識して文面を作成することが大切です。

NGポイント

  • 企業紹介文が長い
  • アピールポイントが不明確
  • 一斉送信されたと分かる件名と内容

おすすめのスカウト代行サービス

採用活動において、優れた人材を見つけることは非常に重要ですが、スカウトメールの送信や候補者とのやり取りには多くの手間と時間がかかります。

スカウト代行サービスを活用することで、効率的かつ効果的に優秀な人材を獲得することが可能です。今回は、特におすすめのスカウト代行サービスについてご紹介します。

株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)

プロジェクトHRソリューションズDR

株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)では採用目標達成87%、契約継続率90%、スカウト返信率平均13%の顧客満足度の非常に高いサービスを提供しています。

単なる工数の削減のみならず、迅速なPDCAサイクルの確立から、業界を熟知したコンサルタントによるスカウト配信(フロントによるコンサルタントがスカウト配信を担います)まで、質そのものを大きく改善することで価値を提供します。

HR領域は勿論、テック領域・コミュニケーション領域に対する知見も豊富に有するコンサルタントが、自らカスタマイズ型のスカウト配信を実施します。

あらゆるダイレクトリクルーティング媒体を常時社内で運用しており、ターゲット人材がどの媒体にどれだけいるのかリサーチ可能です。この情報を基に、媒体戦略の立案からの支援が可能です。

さらにスカウト代行のみでなく、採用業務におけるあらゆる業務の代行が可能です。柔軟なサービス設計や深い専門知識を有したコンサルタントが在籍している点が株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)の特徴といえるでしょう。

株式会社VOLLECT

PRO SCOUT

株式会社VOLLECTは計200社以上の導入実績を誇るダイレクトリクルーティングに特化した企業です。

厳しい基準を突破したスカウト代行のプロが戦略の策定からスカウト配信、面談まで丸ごと代行します。独自のスカウト分析ツールを利用することで文面のABテストはもちろん、最適なペルソナを分析し提供します。

株式会社キャスター

株式会社キャスター
株式会社キャスターが運営する「CASTER BIZ recruiting」はIT業界を中心に計450社以上の導入実績があります。

ダイレクトリクルーティングの業務だけでなく、採用戦略のプランニングや求人媒体の運用、応募者対応まで一気通貫で代行します。

リクルーター担当・原稿担当・応募者担当の3名体制でデータを基に採用業務を後押しすることで「スケジュールを開けていれば、候補者との面接を用意してくれる」という体験を実現します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はスカウトメールの書き方について詳しく解説しました。スカウトメールの書き方を工夫することで、応募者からの返信率が上がり、企業が本当に欲しい人材の採用に繋がります。スカウトメールを作成する際に本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

スカウト代行なら株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)にお任せください

スカウト代行サービスの選定にあたっては、高い品質担保継続的な改善アクション分析・行動量の担保が重要です。

uloqo(旧PrHR)のスカウト代行サービスは、高い顧客継続率を有し、のべ300社以上のお客様への支援実績を誇ります。

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