「エンゲージメント」とは、社員や従業員が会社に対して持っている愛着や思い入れのことを言います。また、マーケティングの場面では、広告などによって顧客と企業の関係を強固なものにしていくという意味でも使われます。
人事領域におけるエンゲージメントを高めるために
近年、終身雇用や年功序列という考え方が疑問視され、業績主義や成果主義が重視されていくなかで、転職市場が拡大し、多くの企業が人材の流出を問題視するようになりました。それによって、企業も社員のエンゲージメント数を上げ、人材を流出させないようにさまざまな手段を用いています。
⑴従業員に当事者意識を持たせる
「やらされている」という意識がエンゲージメントを下げるので、従業員に情報を共有したり、権限を譲渡したりして、エンパワーメントを高めることで、従業員のやりがいを増加させます。
⑵従業員の価値観を把握する
アンケートやヒヤリングを実施して、従業員が何を重視していて、何を重視していないのかを会社が把握します。これによって、従業員が働きやすい環境を作ります。
⑶従業員の不満を傾聴する
公私にかかわらず、従業員の不満や心配、願望などを聞き出すために、1on1の面談を定期的に行っている企業もあります。上司と部下で行ったり、上司に言いにくいことに関しては、人事担当者と行ったりすることもあります。
サーベイの例
⑴eNPS(Employee Net Promoter Score)
⑵UWES(ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺)
⑶組織ドライバー・職務ドライバー・個人ドライバー
等様々な指標やサーベイ方法があります。