「ハッカソン」とは、IT技術者がチームを組み、与えられたテーマに対して定められた期間内にソフトウェアやプログラムなどを開発し、その成果を競うイベントです。「ハック」と「マラソン」を組み合わせた言葉です。
ハッカソンの大会、参加者募集
ハッカソンイベントの内容、開催場所・日時などの情報は、ITイベントサイトで確認できます。「TECH PLAY」や「connpass」などのサイトからハッカソンイベントを検索し、ネットで参加を申し込むことができます。
ハッカソンの進め方
ハッカソンの進め方は主催者側により異なりますが、基本的な流れとしては、
(1)チーム分け なるべく全チームが同等となるように、参加者のバランスを考えながらチーム分けをします。
(2)アイスブレイク オープンなハッカソンの場合、チームのメンバー同士が初対面ということもあるので、メンバー同士のコミュニケーションを推進する機会を作るのが一般的です。自己紹介や簡単なゲームを通してチーム力を深めることができます。
(3)インプットセミナー ハッカソンのメインとなるテーマの理解を深める為、主催側からの説明を行います。
(4)グループワーク チームごとの実践ステップとなります。各グループでテーマに沿った開発に取り組みます。
(5)プレゼンテーション・審査 成果がまとまり次第、チームごとにプレゼンテーションがあります。
(6)主催側により審査をし、結果発表がされます。
ハッカソンとアイデアソンの違い
「ハッカソン」と類似したイベントで「アイデアソン」というものがあります。 「アイデアソン」では、「ハック」の代わりに「アイデア」を競い合うイベントで、 例として商品やサービス、ビジネスモデルなどのプランニングを行います。
世界規模のハッカソン「BattleHack」
2015年に、世界規模のハッカソン「BattleHack」が東京にて開催され、40以上のチームが優勝賞品の10万USドルを賭けて戦いました。優勝したのは、「Talk’n Pick」というチームで、スマホで撮影した動画の良い場面だけを自動的に編集するシステムを24時間以内に構築しました。