マトリクス組織

「マトリクス組織」とは、機能別、エリア別、時間別など、異なる組織構造の利点を組み合わせて、組織形態に縦と横の関係を持ちこんだものです。複数の目的を同時に達成することを意図して作られた組織形態であり、縦軸と横軸、それぞれの軸の強み・特徴を活かして複合的な管理を行い、業務の遂行や課題の解決にあたります。

マトリクス組織の種類

(1)バランス型

プロジェクトマネージャーをプロジェクトチーム内から選ぶ形態です。業務の状況をいち早く把握し、柔軟な対応が可能です。

(2)ストロング型

組織内にプロジェクトマネジメントに特化した部門を作り、専門的なプロジェクトマネージャーを配置する形態です。明確な指示が可能であり、社員ひとりひとりの負担を軽減することができます。

(3)ウィーク型

プロジェクトマネージャーを配置しない形態です。自由度が高く臨機応変な対応が可能な反面、責任者がいないために意思決定や業務の進行が遅れてしまう懸念があります。

マトリクス組織のメリット

複数の組織の特徴を融合しているため、それぞれの組織が持つデメリットが低減され、さまざまな知識や情報を蓄積、活用できます。

マトリクス組織のデメリット

複数のリーダーが存在するため、連絡や管理が複雑になり、摩擦や対立、チーム内の混乱を招きやすいことがあります。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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