こんにちは。digireka!HR編集部です。近年、人事・採用担当者の間で「タレントマネジメントシステム」が注目を集めており、社内に導入する企業も増えています。
今回は、タレントマネジメントの意味、タレントマネジメントシステムの基本機能、メリット・デメリット、おすすめツール9選をご紹介します。
タレントマネジメントとは?
「タレントマネジメント」とは、従業員が持つ能力や資質、スキル、経験値などの情報を人事管理の一部として一元管理し、戦略的な人事配置や人材開発を行うことをいいます。
「タレント」は英語で「能力」「人材」「才能・素質」などを意味する言葉です。
タレントマネジメントシステムの基本機能
人材プロファイル機能
人材プロファイル機能は、人材についての基本情報・経歴・スキルなどを可視化して管理する機能です。自社に所属する人材の経歴や資格をはじめ、保有している知識・スキルから価値観・コミュニケーション能力・職務適性など、社員に関する幅広い情報を一元管理することができます。
目標・パフォーマンス管理機能
目標・パフォーマンス管理機能は、社員それぞれの目標や、目標の達成度を可視化して管理する機能です。社員それぞれの目標を確認し、設定した目標の達成に向けて正しいアクションを起こせているかどうか随時モニタリングすることができます。
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人材育成計画の管理機能
人材育成の管理機能は、個人ごとのスキルレベルに合わせた学習計画の策定や進捗状況を管理する機能です。社員が社外で取得した資格や受講した研修などの情報も収集・管理でき、その資格やスキルの活用が見込まれる新規事業や部署への柔軟な配置のサポートに利用できます。
タレントマネジメントシステムのメリット
人材の適正配置
1つ目のメリットは、社員それぞれが持つ能力、才能、スキルを把握することができ、適材適所な人材配置が可能になることです。
タレントマネジメントシステムによって詳細かつ客観的なデータに基づいた人材選定が可能になり、新しいポストや新しい事業などに最適な人材を配置することができます。
効果的な人材育成
2つ目のメリットは、社員それぞれの適性や潜在能力を把握でき、個人のパフォーマンスを最大限に伸ばす効果的な人材育成が可能になることです。
開発効果の高い人材に対して集中的な教育を実施することで、次世代リーダーなど幹部候補を計画的に早期育成することもできます。
タレントマネジメントシステムのデメリット
コスト負担が大きい
タレントマネジメントシステムを使うには、初期費用と運用コストがかかります。給与計算ソフトや人事考課システムとの連動など、カスタマイズした場合はコストも高くなる場合がほとんどです。
適切な活用が難しい
従業員の情報を継続的に更新・整理しない限り、タレントマネジメントシステムを効果的に活用することはできません。また、必要な情報を収集できても活用方法が共有できていなければ、システムが形骸化してしまう恐れがあります。
収集する情報を整理し、情報の活用方法やシステムの運用方法を明確にしておくことが大切になります。
おすすめタレントマネジメントシステム9選
ここでは、おすすめのタレントマネジメントシステム9選をご紹介します。
カオナビ
・顔写真が並ぶデザインで、直感的に人材情報を把握
・従業員の基本情報、評価履歴、スキル、キャリアから、長所、性格などの定性情報まで、あらゆる情報を一元管理
月額料金:39,800円〜
jinjer人事
・顔写真を見ながら直感的かつ自由自在に組織管理
・入退職の推移、役職や年齢の構成比、従業員のパフォーマンスなどをいつでも確認可能
月額料金:300円〜/ユーザー
HRMOS CORE
・オートメーション機能によって、日常業務を効率化
・従業員自らが個人情報を入力して申請でき、社員情報を常に最新の状態にアップデート可能
smartHR
・従業員情報を社員名簿として一元管理でき、様々な人事情報の集計・可視化・比較・分析が可能
・従業員が個人情報を直接入力、更新できるため、社員名簿を常に最新の状態にアップデート可能
ヒトマワリ
・スキルや資格を始め、家族情報等、個人に紐づくプロフィール情報を一元管理
・専属のコンサルタントがシステム導入と運用をサポート
サイレコ
・自社にあった採用基準や育成指標を明確化し、効率的な採用・育成を支援
・従業員自らが情報を更新でき、常に最新の人事情報を管理可能
月額料金
【100名以下】一律18,000円
【100名を超過】1名あたり180円で積算
システムメンテナンス費:1000円
HITO-Talent
・人事部門と共同開発しているため、実務に即した機能が充実
・人材データベースの管理項目数に限界がなく、カテゴリから情報項目まで、各社の要件によって設定を変えることが可能
タレントパレット
・社員のワークログやスキルなどを分析する機能を豊富に搭載
・モチベーションが低下しているメンバーを自動的に検知してアラートメールを通知するアラート機能を搭載
CYDAS(サイダス)
・利用中システムとの柔軟なデータ連携が可能。運用負荷をかけずにデータを最新化
・データ導入作業はサイダスが実行。人事業務の負担軽減をサポート
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はタレントマネジメントの意味、タレントマネジメントシステムの基本機能、メリット・デメリット、おすすめ9選をご紹介しました。
タレントマネジメントは、従業員のスキルや資質を可視化し、最適な人材配置や人材育成に貢献します。導入目的や費用対効果などを考慮して、自社に最適なタレントマネジメントシステムを選択しましょう。
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