【7選】おすすめweb面接ツールは?特徴・費用や選ぶ際のポイントも解説!

【7選】おすすめweb面接ツールは?特徴・費用や選ぶ際のポイントも解説!

近年、リモートワークの普及や働き方の多様化に伴い、企業の採用活動においてWeb面接の導入が急速に進んでいます。 特に、地理的な制約をなくし、全国・海外から優秀な人材を確保できる点が大きな魅力です。

しかしその一方で、「どのWeb面接ツールを選べばいいのか?」、「通信トラブルが発生した場合はどうすればよいのか?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、Web面接の基本概要やメリット・デメリット、自社に合ったツールの選び方、面接の実施方法、トラブル対策、そして最新の面接選考ツールについて詳しく解説します。Web面接をスムーズに導入し、採用活動の効率を高めるためのポイントを押さえながら最適なツールを見つける参考にしてください。

監修者情報

監修者用
株式会社uloqo
関川 懸介
アドテクノロジーベンダー、リクルートグループを経て、2016年4月株式会社uloqoを創業。採用企画・採用広報・ダイレクトリクルーティング・組織開発・人事評価制度策定などを通じて、大手からスタートアップまで幅広く累計300社以上を支援。詳しいプロフィールはこちら

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目次

Web面接とは?

近年、企業の採用活動においてWeb面接の導入が急速に進んでいます。 これは、リモートワークの普及やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、さらには新型コロナウイルスの影響による非対面コミュニケーションの需要拡大など、さまざまな要因によるものです。Web面接は、企業と求職者の双方にとって利便性が高く、従来の対面面接にはなかった新たな可能性を提供しています。ここでは、Web面接の概要や基本機能、対面面接との違いについて詳しく解説します。

Web面接の概要と特徴

Web面接とは、オンラインツールを活用して遠隔地から採用面接を行う方法です。企業の採用担当者と応募者が直接会うことなく、パソコンやスマートフォンを通じて面接を実施できる点が特徴です。

この手法が普及した背景には、テクノロジーの発展と働き方の変化があります。特に、新型コロナウイルスの影響で対面接触が制限された際、多くの企業がWeb面接を導入し、その利便性を実感しました。また、遠方の応募者にも対応できることから、地方や海外の優秀な人材を確保しやすくなるメリットもあります。

Web面接ツールに搭載されている主な機能

Web面接をスムーズに進めるため、専用のツールにはさまざまな機能が備わっています。代表的な機能として、以下のようなものがあります。

1. ビデオ通話機能

Web面接の基本機能であり、高画質・高音質の映像と音声でスムーズな会話を実現します。一部のツールでは、背景のぼかしやバーチャル背景の設定も可能です。

2. 録画機能

面接の様子を録画し、後で確認できる機能です。複数の面接官が評価する際に有効で、面接の公平性を向上させるのに役立ちます。

3. 画面共有機能

面接中に資料やスライドを表示しながら進行できる機能です。特に、エンジニアやデザイナーなどの職種では、過去の制作物やポートフォリオを見せながら説明する際に活用されます。

4. チャット機能

音声が聞こえにくい場合や、簡単な補足情報を伝えたいときに利用できるチャット機能が備わっているツールもあります。

5. 面接管理機能

スケジュール管理や候補者の進捗管理を一元化できる機能です。特に採用活動の多い企業にとって、効率的な選考フローの構築に役立ちます。

Web面接と対面面接の違い

Web面接と対面面接は、それぞれ異なる特性を持っています。以下の表に主な違いをまとめました。

項目Web面接対面面接
実施場所オンライン(自宅・オフィス)企業のオフィス
移動時間・コスト不要かかる
面接官の柔軟性多拠点から参加可能一か所に集まる必要あり
コミュニケーション非言語情報が伝わりにくい身振りや雰囲気も伝わりやすい
録画機能あり(後で見直し可能)なし(リアルタイムのみ)
■オンライン採用についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
オンライン採用とは?メリットやデメリット、成功のポイントを解説!

Web面接ツールを導入するメリット

Web面接ツールを導入するメリット
企業の採用活動において、Web面接ツールの導入は多くのメリットをもたらします。本セクションでは、Web面接ツールの主なメリットについて詳しく解説します。

地域を問わず採用が可能

Web面接の最大のメリットの一つは、地理的な制約を受けずに全国・海外の候補者と面接ができる点です。

対面面接では、応募者が企業のオフィスまで訪問する必要があり、遠方の候補者にとっては大きな負担となります。しかし、Web面接を導入すれば、どこからでも面接に参加できるため、地方や海外の優秀な人材にもアプローチが可能になります。

特に、リモートワークを推進している企業にとっては、勤務地に縛られずに最適な人材を採用できるという大きな利点があります。

面接の効率化とコスト削減

Web面接は、面接の実施にかかる時間やコストを大幅に削減できます。
対面面接では、企業のオフィスに候補者を呼ぶために、スケジュール調整が必要になりますが、Web面接であれば、移動時間を考慮する必要がなく、短時間で複数の面接を実施できるため、選考のスピードが向上します。

また、遠方からの応募者の面接にかかる交通費の負担や、会場費用なども削減できるため、コスト面でもメリットがあります。

録画機能による選考の一貫性向上

Web面接ツールの多くには録画機能が搭載されており、これを活用することで選考の透明性と一貫性を向上させることができます。

録画機能を使えば、面接後に内容を見直しながら評価できるため、複数の面接官が公平な基準で選考を進めやすくなるというメリットがあります。また、後から応募者同士を比較する際にも、記録を見ながら判断できるため、より精度の高い選考が可能になります。

Web面接ツールを導入するデメリット

Web面接ツールを導入するデメリット
Web面接は多くのメリットをもたらしますが、一方で対面面接にはないデメリットも存在します。ここでは、Web面接ツールを活用する際の主なデメリットについて解説します。

コミュニケーションの難易度が上がる

Web面接では、画面越しのやり取りになるため、対面面接と比べて表情や仕草などの非言語コミュニケーションが伝わりにくいという課題があります。

対面面接では、候補者の立ち居振る舞いや細かな反応を直接確認できるため、その場の雰囲気を感じ取りやすいですが、Web面接では画面を通じての情報が限られるため、相手の意図を正確に汲み取るのが難しくなることがあります。

また、候補者の通信環境によっては映像や音声に遅延が生じ、会話のテンポが合わなくなることもあります。そのため、Web面接を実施する際には、できるだけゆっくり話す、質問の意図を明確に伝える、適度に相槌を打つなど、コミュニケーションを円滑にする工夫が必要です。

通信トラブルが発生する可能性

Web面接では、通信環境に大きく依存するため、ネットワークのトラブルが発生する可能性があります。
例えば、以下のような問題が発生することがあります。

  1. 音声が途切れる、または聞こえない
  2. 映像がフリーズする、または遅延が発生する
  3. 接続が突然切れてしまう

これらの問題が発生すると、候補者が本来の実力を発揮できず、企業側も適切な評価を下しづらくなります。そのため、Web面接を実施する際には、事前にツールの動作確認を行う、通信環境が安定した場所で接続する、代替手段を用意しておくといった対策が求められます。

自社に合ったWeb面接ツールの選び方

自社に合ったWeb面接ツールの選び方
Web面接ツールにはさまざまな種類があり、企業の採用スタイルや目的に応じて最適なものを選ぶことが重要です。単に知名度や価格だけで決めるのではなく、自社の採用プロセスに適した機能が備わっているかを確認しながら選定する必要があります。ここでは、選ぶ際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。

目的に合ったツールを選ぶ

まずは、Web面接ツールを導入する目的を明確にすることが大切です。企業によって採用の方針は異なるため、「オンライン面接を手軽に実施したい」「応募者とのやり取りをスムーズに管理したい」「AIを活用して選考を効率化したい」など、導入の目的を整理しておくと選びやすくなります。

対面面接と同じような感覚でオンライン面接を実施したい場合は、操作が簡単で安定した通信が可能なZoomやGoogle Meetのようなツールが適しています。一方で、面接の録画や管理が必要な場合は、インタビューメーカーやharutakaのようなツールを選ぶと便利です。最近では、AIを活用した面接ツールも登場しており、HireVueのようなサービスを利用すると、応募者の表情分析や回答の傾向を自動で評価することができます。

画質・音声のクオリティを確認する

Web面接では、画質や音声のクオリティが応募者の印象を左右することがあります。特に、通信環境によって映像が乱れたり、音声が聞こえにくくなったりすると、スムーズな面接が難しくなるため、安定した品質のツールを選ぶことが重要です。

候補者の表情や話し方を正確に把握するためには、高画質のビデオ通話に対応しているかどうかを確認する必要があります。HD画質以上に対応しているツールであれば、クリアな映像で面接を進められるでしょう。また、音声のノイズを軽減する機能があると、雑音が入りにくくなり、より快適な環境で面接が行えます。

実際にツールを選ぶ際には、無料版を試してみて、画質や音声が安定しているかをチェックすると良いでしょう。特に、海外の候補者や通信環境が不安定な地域とやり取りをする場合は、回線が多少不安定でもスムーズに動作するツールを選ぶことが望ましいです。

録画・評価・管理機能の有無をチェック

Web面接ツールには、単なるビデオ通話機能だけでなく、面接の録画や応募者のデータ管理ができるものもあります。これらの機能は、特に複数の面接官が関わる場合や、後から面接の内容を振り返りたいときに役立ちます。

録画機能があると、面接官が不在のときでも応募者の様子を確認できるため、採用の公平性を向上させることができます。また、応募者の受け答えを後から見返すことで、評価基準を統一しやすくなるのも利点です。採用の質を高めるためには、単に映像を記録するだけでなく、タグ付けやコメントを追加できる管理機能が備わっているかどうかも確認すると良いでしょう。

特に、採用人数が多い企業では、面接の日程管理や評価の一元化が求められるため、管理機能が充実しているツールを選ぶことで、採用プロセス全体を効率化できます。

セキュリティとプライバシー保護の対策

Web面接では、応募者の個人情報を扱うため、セキュリティ対策がしっかりしたツールを選ぶことが重要です。面接の録画データや応募者の情報が適切に保護されていなければ、情報漏えいのリスクが高まる可能性があります。

ツールを選定する際には、通信データが暗号化されているかどうか、アクセス制限が設定できるかなどを確認することが必要です。また、クラウド上にデータを保存するタイプのツールでは、保存先が国内か海外かによってセキュリティポリシーが異なるため、企業の情報管理基準に適合しているかをチェックすることも大切です。

採用活動では、応募者に安心して面接を受けてもらうことも重要なポイントです。セキュリティ対策がしっかりしているツールを使用していることを事前に説明することで、応募者の信頼を得やすくなります。

予算に合ったコストで選ぶ

Web面接ツールには無料で使えるものから、高機能な有料プランまでさまざまなものがあります。予算を考慮しながら、自社にとって最適なコストパフォーマンスのツールを選ぶことが大切です。

無料ツールは手軽に導入できますが、録画機能や管理機能が制限されていることが多いため、使用頻度や求める機能に応じて有料版の検討も必要です。例えば、小規模な採用活動であればGoogle MeetやSkypeの無料版でも十分ですが、大規模な採用を行う場合は、インタビューメーカーやZoomの有料プランを活用することで、より円滑に面接を進めることができます。

コスト面を考える際には、ツールの基本料金だけでなく、追加オプションの有無や利用可能なアカウント数なども確認しておくと、後々の運用がスムーズになります。

【7選】おすすめのWeb面接ツール比較

本セクションでは厳選した7つのおすすめWeb面接ツールをご紹介します。

【無料】Skype(スカイプ)

skype
出典:)Skype

特徴

  • マイクロソフト社が提供する無料通話・チャットツール
  • WEB面接の実施企業も多く、知名度が高い
  • 会議の録音・録画、画面共有が可能
  • 無料の通話テスト機能で音声確認が可能
  • PC・スマートフォンの両方で利用可能(アカウント登録必須)
費用

  • 無料
  • 固定電話への通話は別途通信料が発生
  • スマートフォン利用時はアプリのインストールが必須
  • PC版アプリも提供されている
お問合せ先Skype公式サイト

【無料】Google Meet

Google Meet
出典:)Google Meet

特徴

  • Googleが提供する無料のテキスト・ビデオチャットツール
  • G Suite導入企業での利用が多く、知名度が高い
  • 応募者をミーティングURLに招待するだけで利用可能
  • パソコン・スマートフォンの両方で利用可能
  • パソコン版はGoogle Chrome / Internet Explorer / Safari / Firefoxに対応
費用

  • 基本機能は無料(有料プランあり)
  • スマートフォン利用時はアプリのインストールが必須
  • 企業と応募者の両方にGoogleアカウントが必要
  • G Suite未導入企業でも個人アカウントで利用可能

【無料】Whereby(ウェアバイ)

Whereby
出典:)Whereby

特徴

  • ノルウェー発のブラウザベースWEB会議システム
  • アプリ不要でPCから簡単に利用可能(スマホはアプリ必須)
  • 専用URLを発行し、応募者に共有するだけで面接が可能
  • パソコン版はGoogle Chrome / Firefox / Operaに対応
  • 無料プランでは画面共有が20分まで可能(再共有で継続可)
費用

  • 基本機能は無料(有料プランあり)
  • スマートフォン利用時はアプリのインストールが必須
  • 企業側のみアカウント作成が必要
  • WEB会議の画面は英語表記(シンプルなデザインで使いやすい)
お問合せ先Whereby公式サイト

【無料】BIZMEE(ビズミー)

BIZMEE
出典:)Bizmee

特徴

  • 日本企業・株式会社grabssが開発・提供する無料Web会議サービス
  • アプリのインストール・アカウント登録が不要で利用可能
  • 専用URLを作成し、応募者に共有するだけでWEB面接が可能
  • 画面共有・議事録・ホワイトボード機能を無料で利用可能
  • WebRTC技術を採用し、高品質通話を実現
費用

  • 完全無料
  • スマートフォン・PCの両方で利用可能
  • 対応ブラウザ:Google Chrome / FireFox / Safari / Opera
  • IE・Edgeユーザーは対応ブラウザのインストールが必要
お問合せ先Bizmee公式サイト

【無料】Zoom

ZOOM
出典:)Zoom

特徴

  • ズームビデオコミュニケーションズ社が提供する無料オンライン会議ツール
  • 接続の安定性が高く、オンラインワークショップでの利用実績が豊富
  • 1対1の通話は無料、録画・画面共有・バーチャル背景機能を搭載
  • PC・スマートフォン両方で利用可能(スマホはアプリ必須)
  • PC版対応ブラウザ:Google Chrome / Internet Explorer / Safari / Firefox / Microsoft Edge
費用

  • 基本機能は無料(有料プランあり)
  • 3人以上での接続は40分の時間制限あり
  • 時間制限なしの有料プランは月額2,000円〜
  • 企業側のみアカウント登録が必要(応募者は不要)
お問合せ先Zoom公式サイト

【有料】Microsoft Teams

Microsoft Teams
出典:)Microsoft Teams

特徴

  • マイクロソフト社が提供する企業向けチャット・オンライン会議ツール
  • 無料版でもWEB面接に必要な多くの機能を利用可能
  • 録画・録音・画面共有機能を搭載
  • チャットツールがベースのため、シンプルなUIで使いやすい
  • Word / PowerPoint / Excel などのマイクロソフト製品とスムーズに連携可能
費用

  • マイクロソフト会員であれば無料

【有料】HireVue

HireVue
出典:)HireVue

特徴

  • グローバル企業800社以上が導入する採用選考統合プラットフォーム
  • 面接回数・面接官人数が無制限、自社・グループ会社でアカウント共有可能
  • 大量データ処理でもシステムダウンしない「安定稼働」
  • 大手金融機関・政府機関にも認められた「堅牢なセキュリティ」
  • 録画データの倍速再生・コメント記入機能など採用実務をサポート
費用

  • 要問い合わせ
  • AI面接をオプションで利用可能
お問合せ先HireVue公式サイト

Web面接の準備と実施のポイント

Web面接を成功させるためには、事前の準備が重要です。本セクションでは、Web面接を実施する際に押さえておくべきポイントについて解説します。

必要な機材の確認

Web面接では、使用する機材によって映像や音声の質が変わります。特に、カメラやマイクの品質が低いと、応募者の表情が分かりにくくなったり、音声が聞き取りにくくなったりするため、適切な機材を用意することが大切です。

まず、カメラはPC内蔵のものよりも、外付けのWebカメラを使用する方が高画質でクリアな映像を提供できます。特に、採用活動において応募者の表情や仕草を正確に捉えることは重要なため、HD画質以上のカメラを用意すると良いでしょう。

次に、マイクは、クリアな音声を届けるためにイヤホンマイクや外付けマイクを利用するのがおすすめです。PCやスマートフォンの内蔵マイクは、周囲の雑音を拾いやすく、音質が劣ることがあるため、面接官と応募者が快適に会話できる環境を整えることが重要です。

また、照明も意外と重要なポイントです。顔が暗く映ると、応募者に対して良い印象を与えにくくなるため、明るい環境で面接を行うことが大切です。特に、顔が均一に明るく映るように、デスクライトやリングライトを活用すると良いでしょう。

Web面接ツールの事前テストと通信環境の確認

Web面接では、スムーズな進行を妨げる原因の一つとして、通信トラブルが挙げられます。そのため、事前に面接ツールの動作確認を行い安定した通信環境を確保することが不可欠です。

まず、使用するWeb面接ツールが正常に動作するかどうかを事前にチェックし、カメラやマイクが問題なく機能するか確認しておきましょう。企業側だけでなく、応募者側にも接続テストを依頼し、面接当日にスムーズにログインできるように案内しておくことが大切です。また、通信環境が不安定だと映像や音声に遅延が発生し、面接が円滑に進まない可能性があります。特に、Wi-Fi接続の場合、通信状況によっては接続が途切れることもあるため、有線LANを使用することで安定した通信環境を確保できます。

さらに、万が一通信トラブルが発生した場合に備え、代替手段を用意しておくことも重要です。例えば、接続が切れた際に再ログインする方法や、別のツール(Google MeetやZoomなど)を用意しておくことで、面接が中断するリスクを最小限に抑えられます。

応募者への案内

Web面接を円滑に進めるためには、応募者に対して適切な案内を行うことが重要です。対面面接とは異なり、応募者が自分でツールを設定し、接続する必要があるため、事前に分かりやすいマニュアルを用意すると安心です。

案内の際には、Web面接の実施日時、使用するツール、接続URL、ログイン方法、推奨する通信環境 などを明記し、事前に送付しておきましょう。また、面接前に接続テストを実施することを推奨し、応募者が当日スムーズに参加できるようサポートすることが大切です。

応募者の中には、Web面接に慣れていない人もいるため、接続トラブルが発生した際の対応方法や、面接時のマナーについても事前に案内すると良いでしょう。例えば、「静かな環境で面接を行う」「カメラに適切な距離で映る」「面接中は画面を見て話す」など、基本的なマナーを伝えておくことでよりスムーズな面接が可能になります。

面接官のトレーニング

Web面接は、対面面接とは異なるスキルが求められるため、面接官自身のトレーニングも重要です。特に、オンライン環境では応募者との距離を感じやすく表情や反応が伝わりにくいため、意識的にコミュニケーションを取ることが必要になります。

また、オンライン面接では対面に比べて会話のテンポが重要になります。応募者が話している途中で音声が途切れたり、会話の間が空いたりすると、スムーズな進行が難しくなります。そのため、適度に相槌を打ったり質問の意図を明確に伝えたりすることで、応募者が安心して話せる環境を作ることが大切です。

■採用面接官のトレーニングについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
面接官トレーニングの目的や背景とは?実践方法や必須スキルまで徹底解説!

Web面接の実施手順

Web面接の実施手順
Web面接をスムーズに進めるためには、適切な手順を踏むことが重要です。対面面接とは異なり、オンラインならではの注意点があるため、事前の準備や進行の流れを明確にしておく必要があります。

①面接開始前|ネットワーク確認と入室

面接の開始前には、通信環境やツールの動作確認を行い、スムーズに接続できる状態にしておくことが重要です。企業側だけでなく、応募者も事前に確認しておく必要があるため、面接前に「〇分前にはログインしてください」といった指示を出しておくと良いでしょう。

面接官は、開始時間の5〜10分前にはツールにログインしカメラやマイクの状態をチェックしておきます。また、応募者が入室した際にすぐに対応できるよう、面接の進行に必要な資料を準備しておくと、スムーズに面接を開始できます。応募者が予定時刻になっても入室しない場合は、通信トラブルの可能性もあるため、緊急連絡先を事前に共有しておくことが望ましいです。

②面接開始|挨拶と自己紹介

面接が始まったら、まずは面接官が自己紹介を行い応募者に安心感を与えることが大切です。
対面面接と違い、Web面接では応募者が緊張しやすい傾向があるため、最初に簡単なアイスブレイクを取り入れると良いでしょう。例えば、「通信環境は問題ありませんか?」や「今日はどのあたりからご参加されていますか?」といった軽い会話を交えることで、応募者もリラックスしやすくなります。

また、面接の流れを事前に説明することで、応募者が戸惑うことなく面接を進められます。例えば、「本日は〇〇分ほどお時間をいただき、前半は自己紹介、後半は質疑応答を行います」と伝えることで、応募者が安心して面接に臨めるようになります。

③質疑応答|対面面接と同様の進行を意識する

Web面接では、会話のテンポが重要になります。対面とは違い、微妙な間の取り方が難しいため、適度に相槌を打ったり、話の合間に「〇〇さん、ここまで問題ありませんか?」と確認を入れたりすることで、スムーズなやり取りを心がけましょう。

応募者が話している途中で通信が途切れたり、音声が聞こえにくくなった場合は、「もう一度お願いします」や「音声が途切れたので、もう一度お話しいただけますか?」 といった形で丁寧に対応することが大切です。

また、面接官側のリアクションが乏しいと、応募者が話しづらくなることがあります。そのため、カメラ越しでも適度に頷いたり表情を意識的に変えたりすることで、対面と同じように円滑なコミュニケーションを心がけましょう。

④面接終了|退室とフォローアップ

面接の最後には、応募者に対して「本日はありがとうございました」とお礼を伝えた上で、今後の流れを案内します。

例えば、「選考結果については〇日以内にご連絡いたします」や「何かご質問がありましたら、〇〇までご連絡ください」と伝えることで、応募者の不安を軽減できます。また、面接官側から「本日のお話を伺い、〇〇の点が非常に印象的でした」など、応募者の発言に触れながら感想を伝えると好印象を残しやすくなります。

退室の際には、応募者が先に退出する形を取るのが一般的です。応募者が退出した後、面接官同士で簡単な振り返りを行い、評価のポイントを整理すると、より公平な選考につながります。

Web面接で起こりやすいトラブルと対策

Web面接で起こりやすいトラブルと対策
Web面接では通信環境や機材の影響を受けるため、対面面接とは異なるトラブルが発生することがあります。特に、音声や映像に関する問題は面接の進行に大きく影響を及ぼすため、事前に対策を講じることが重要です。ここでは、Web面接でよく起こるトラブルと、その具体的な対策を解説します。

音声が聞こえない・途切れる

Web面接で特に多いトラブルの一つが、音声の不具合です。開始直後に応募者の声が聞こえなかったり、面接中に音が途切れたりすると、スムーズな会話が難しくなります。こうしたトラブルの原因には、マイクの設定ミスやツールの音声設定の問題、通信環境の不安定さが考えられます。

このような状況に備え、面接前に「マイクとスピーカーが正常に動作するか」を確認することが重要です。面接官と応募者の双方が、事前に接続テストを行い、問題がないかを確かめることで、トラブルの発生を最小限に抑えることができます。また、音声が聞こえない場合は、一度マイクをミュートにしてから再接続する、ヘッドセットを使用する、あるいは別のデバイスから再ログインするといった対応を取ると、問題が解決することが多いです。通信環境が影響している場合は、Wi-Fiではなく有線LANを使用することで、安定した接続を確保することも有効です。

映像が映らない・停止する

面接中に映像が映らなくなる、または途中でフリーズすることもWeb面接ではよく発生します。この問題の原因としては、カメラの設定ミスや他のアプリケーションがカメラを占有していること、PCの処理能力が不足していることが挙げられます。

このようなトラブルを防ぐためには、面接前にカメラが正常に動作しているかを確認し、必要に応じて一度オフにした後で再度オンにすることで改善する場合があります。また、他のアプリケーションがカメラを使用していると、面接ツールが正常に動作しないことがあるため、余計なソフトウェアを終了させておくことが望ましいでしょう。PCの負荷が高くなりすぎると映像が乱れるため、必要のないアプリケーションは閉じておくことも有効な対策となります。

ツールがフリーズ・強制終了する

Web面接の途中でツールが突然フリーズしたり、強制終了してしまうことがあります。特に、PCのスペックが低い場合や、ツールのアップデートが適用されていない場合に発生しやすくなります。

このようなトラブルを防ぐためには、事前にツールの最新バージョンを確認し、OSやソフトウェアの更新を行っておくことが重要です。また、面接前にはPCを再起動し、不要なアプリケーションを閉じておくことで、動作の安定性を向上させることができます。もしツールが強制終了してしまった場合は、応募者に再接続を試みるよう案内し、必要に応じて別のツールで対応できるよう準備しておくと良いでしょう。

周囲の雑音が入り、面接に集中できない

Web面接では、応募者や面接官がそれぞれ異なる環境で面接を行うため、周囲の雑音が入ることがあります。特に、カフェや共用スペースなどで面接を行う場合、環境音が面接の妨げになることがあります。

このような状況を避けるためには、静かな環境で面接を行うことが推奨されます。応募者には、できるだけ静かな部屋で参加するよう事前に案内し、面接官側も雑音が少ない環境を整えておくことが大切です。また、ヘッドセットやノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使用することで、周囲の音を遮断し、クリアな音声で会話を行うことができます。もし面接中に騒音が発生した場合は、「少し音が聞こえにくいので、もう一度お願いできますか?」と落ち着いて対応すると良いでしょう。

画面がカクカクする・遅延が発生する

Web面接中に映像がカクついたり、音声に遅延が発生することもあります。この問題は、通信速度が遅い場合やツールの設定が高画質になっていること、あるいは複数のデバイスで同時に通信を行っていることなどが原因で発生します。

このようなトラブルを避けるためには、面接前に通信環境を確認し、可能であればWi-Fiではなく有線LANを使用することで、接続の安定性を高めることが重要です。また、ツールの画質設定を標準または低画質に変更すると、PCへの負担が軽減され、スムーズな映像配信が可能になります。もし面接中に遅延が発生した場合は、応募者に「通信が遅れているようなので、少し間を取って話しましょう」と伝え、落ち着いて対処することが大切です。

【最新版】その他面接選考ツール

Web面接の普及とともに、さまざまな面接選考ツールが登場しています。これらのツールを適切に活用することで、面接業務の効率化や候補者の評価精度の向上が期待できます。ここでは、特に注目されている面接選考ツールについて紹介します。

録画面接

録画面接とは、応募者が指定された質問に対する回答を動画で録画し、後から面接官がその映像を確認して評価を行う方式の面接ツールです。応募者が自身の都合の良い時間に回答を録画できるため、企業側のスケジュール調整の負担が軽減されるのが特徴です。

代表的な録画面接ツールには、「harutaka」や「インタビューメーカー」があります。harutakaは、日本の企業向けに開発された録画面接ツールで、録画映像をクラウド上で管理できるため、チーム内で共有しながら選考を進めることができます。一方、インタビューメーカーは、ライブ面接と録画面接の両方に対応しており、応募者の回答をAIが分析する機能も搭載されています。

録画面接のメリットとして、時間や場所にとらわれずに選考を進められる点が挙げられます。特に、海外の応募者や遠方の候補者に対して有効な手段となるでしょう。また、面接官が後から映像を見返して評価できるため、より公平な判断が可能になります。ただし、応募者側にとっては「リアルタイムでのやり取りができない」というデメリットもあるため、録画面接の後にフォローアップの面談を実施するのが望ましい場合もあります。

AI面接

AI面接とは、人工知能を活用して応募者を評価する新しい選考手法です。AIが応募者の音声や表情、話し方のパターンを分析し、適性を判断する仕組みとなっており、人事担当者の負担を軽減すると同時に、選考の客観性を向上させることができます。AI面接ツールは自然言語処理と顔認識技術を活用し、応募者の回答内容だけでなく話し方や表情から適性を評価します。AIが応募者の話す内容を分析し、対話形式で適性を測定するシステムを導入しているサービスも存在します。

AI面接のメリットとして、面接官の主観に左右されない公平な評価が可能になる点が挙げられます。特に、大量の応募者を一次選考する際に有効で、採用の効率化に貢献します。ただし、AIによる評価基準が完全に透明化されているわけではなく、企業側の意図とずれる場合もあるため、あくまで補助的なツールとして活用するのが望ましいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本記事を通して、Web面接の導入を検討している企業の方や、すでに運用しているものの改善を考えている採用担当者の方にとって、有益な情報を提供できたのではないかと思います。

本記事では、Web面接の基本概要から、メリット・デメリット、ツールの選び方、面接の実施方法、トラブル対策、そして最新の面接選考ツールまで詳しく解説してまいりました。Web面接の導入は、採用の可能性を広げるだけでなく、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にもつながります。本記事を参考に、最適なWeb面接ツールを選び、効果的なオンライン採用を実現してください。

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