人事デューデリジェンス

「人事デューデリジェンス」とは投資やM&Aを行う際に対象となる企業における、人事面での価値やリスクを事前に精査することです。

人事デューデリジェンスを行う背景

M&Aを行う際、財務面や法務面においてM&Aの実現可能性が見込まれても、異なる文化・風土を持つ2つの組織を統合するとなるとその差異や軋轢からうまく連携できなかったり対立してしまうことがあります。事前にそのリスクを予見、そして対策をし、2つの組織が相乗効果を生むために、人事デューデリジェンスは必要不可欠ということです。実際、米国のある調査によると、人事デューデリジェンスを行った場合のM&Aとそうでない場合のM&Aではその成功率は約2倍であったという結果が出ています。

人事デューデリジェンスの流れ

人事デューデリジェンスの実務としての流れは、統合する人事責任者間での秘密保持契約の締結をし、お互いの情報漏洩対策をします。そしてお互いの組織の財務上・非財務上のリスクを検討し対策をします。従業員のモチベーションなどの非財務的リスクでも、給料や年金、退職金などの財務的リスクと密接に関係があるので、人事デューデリジェンスを通しての分析と対策がとても重要です。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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