コアバリューとは?企業事例から紐解く会社の中核となる価値観について

コアバリューとは?企業事例から紐解く会社の中核となる価値観について

こんにちは。digireka!HR編集部です。コアバリュー経営は、永続する文化を組織内で設立するために効果的とされていて、日本においても取り入れている企業が増えています。

そこで今回は、企業の成功事例を紐解きコアバリュー経営のメリットを考察しました。経営手法でお悩みの方は是非参考にしてみてください。

コアバリューとは?

「コアバリュー」とは、組織の核となる価値観や行動指針です。企業においては、従業員に求める価値観や、各企業が考える優秀な人材の定義のことを指します。

経営にあたり企業が参考にする「MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)」の1つであるバリューですが、最近ではバリューをメインにした経営戦略を用いる企業が増えていて、このような経営を「コアバリュー経営」と呼びます。

コアバリュー経営を行うには

コアバリュー経営を行うには、まず始めに自社独自のコアバリュー(中核となる価値観)を定め、明文化する必要があります。明文化することで、より全員の認識をすり合わせることができ、基準が明確になります。

次に、コアバリューを基準として日々の行動や意思決定を徹底することで、独自の企業文化を築くことができます。価値観を従業員全員で共有することで、組織全体の結束力が高まり企業自体のブランド価値を設立できるとされています。

企業の事例まとめ

コアバリュー経営により実際に顧客満足度の向上、業績の向上、定着率の向上などの効果を生み出した企業の事例をご紹介します。

Zappos(ザッポス)

Zappos(ザッポス)
参照:) 「Zappos What We Live By

Zapposは、靴やアパレルの通販会社であり、コアバリュー経営を実施して成功を成し遂げた企業として有名です。

Zapposは特に24時間年中無休のカスタマーサービスに力を入れていて、マニュアルはないため従業員が「いかにお客様を満足させられるか」というコアバリューに基づき自由に対応をします。この取り組みにより、顧客満足度や企業の好感度も上がったそうです。

Zapposでは通常面接の他に10のコアバリューに基づく行動面接が行われていて、「企業文化適正」を採用の必須条件としています。

また、入社後もコアバリュー焦点を当てた人事考課が行われ、継続的な共通の価値観の浸透と実践に努めています。

Airbnb(エアビーアンドビー)

Airbnb(エアビーアンドビー)
参照:) 「Airbnb Careers at Airbnb

Airbnbは、家やマンションの部屋を貸したい人と宿泊したい人を結びつけるマッチングサービスを提供している会社です。

取り組みとして、従業員に年間割引クーポンを発行し、自社のサービスを実際に体験してもらう制度を導入しています。従業員は、自社のサービスを利用することにより、自社のコアバリューを客観的に感じることができ、改善点に気付けたり、意識の向上にも繋がります。

また、Airbnbでは通常の面接以外にコアバリュー面接が行われ、同じ価値観を共有できる会社の核となる人材を見つけることに注力しています。

Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)

Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)
参照:) 「Whole Foods Market Our Core Values

Whole Foods Marketは、オーガニックなどの自然食品を多数取り扱うアメリカのスーパーマーケットチェーンです。

Whole Foods Marketは、ミッションを実現する為のコアバリューを時代に合わせ日々進化させていて、設立当初から変わらずあるコアバリューに加え新たなコアバリューを加えています。

また、取引先や株主の価値観にもこだわっていて、健康の大切さに気づいてもらう活動を行なったりなどして継続可能な関係を取引先と構築しています。

Container Store(ザ・コンテイナー・ストア・グループ)

Container Store(ザ・コンテイナー・ストア・グループ)
参照:) 「Container Store Our Foundation Principles

Container Storeは、収納用品や整理用品に特化したアメリカの小売チェーンで、コアバリューを浸透させるために入社初年度に従業員1人あたり263時間の研修を実施しています。

また、店舗での顧客サービス向上を目的として「砂漠で遭難した人が感激するサービスとは何か」を考える訓練を行なっています。商品を販売することが仕事なのではなく、お客様の悩みを解決することが仕事なのだという考え方の元、従業員の自律性を後押ししています。

コアバリュー経営のメリット

上記の事例から、コアバリュー経営のメリットを考察してみました。

自己管理組織を構築できる

コアバリューが企業全体に浸透していれば、細かい指示を出す必要がなくなります。コアバリューを判断基準にすることにより、従業員全員が自主的に行動を起こせるため、自律を促すことができます。従業員は、コアバリューに出来るだけ近づける為の工夫をする必要があり、個々の創造力や感性を最大限に活かすことができます。

採用や評価の基準になる

価値観を明文化することにより、会社の文化に合う人をより明確に見極めることができます。人材採用にあたり価値観の適性度を重視する手法は「カルチャーフィット採用」や「コアバリュー面接」とも呼ばれ、スキルや能力よりも自社のバリューに合った人材がより求められています。また、同じ価値観を持ち合わせた従業員同士は互いをリスペクトした上で高め合うことができる為、エンゲージメントや生産性の向上にも繋がります。

離職率の低下に繋がる

コアバリュー経営を用いて人材採用の際に求職者と自社のコアバリューの適合性を考慮することにより、入社後のイメージのズレやミスマッチを防ぐことができます。また、最終的に同じ価値観を持ち合わせた人々が集まることになるため、対立も避けられ従業員の満足度向上にも繋がります。

時代によって左右されない

ミッションやビジョンと異なり、企業のコアバリューは、根本的な信条や価値観をさすため、基本的に変化することがなく、時代によって左右されることもありません。コアバリューとは、市場の状況や競争要因などに関係なく企業が一貫として抱く価値観であり、仕事の取り組み方だけではなく人としてのあり方を説いているものが多いため、会社内の調和にも繋がります。

決め事の基準になる

コアバリューがあることにより、あらゆる決め事の基準となります。どちらか一方だけを選択をしなければならない時、コアバリューを基準として考えることにより、回答を導き出しやすくなります。コアバリューがない場合、判断の基準は個々によって大きく変化してしまいますが、全員のバリューが揃っていれば比較的公平な判断ができるようになります。

永続する独自の文化を築ける

コアバリューを作ることにより、永続する文化を組織に残すことができます。例え優秀なリーダーや経営者が組織を去っても、コアバリューが存在することによって変わらず同じスタンスの組織を貫くことができます。また、コアバリューを公表することにより会社の個性や社風が表向きに明確になるため、ブランドの確立にも繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。コアバリュー経営とは、企業の核となる価値観を全従業員に浸透させることで、永続する独自の文化を築けるとされている経営手法で、実際に多くの企業がコアバリュー経営により成功しています。コアバリュー経営は従業員の自律性を促せたり、全ての決め事の基準にできるなどの様々なメリットがあるため、新たな経営手法で組織開発を目指したい方は是非参考にしてみてください。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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